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ベートーヴェンを毎日聴く236(2020年8月23日)

『ベートーヴェン/「ひとは炎を隠したがる」WoO120』を聴いた。

ウィーンのブルク劇場で上演された演劇の中で歌われるために作曲された劇中歌ではないか、と言われている。ブルク劇場はベートーヴェンも演奏会を開催するなど、演奏会や歌劇の上演に使用されていたが、今ではドイツ語演劇を主として上演する劇場になっている。

どのような内容の演劇だったのだろうか。「言葉では隠せても、視線では千を超えるほどの愛の言葉を語っているのが分かるのよ」という内容の詩である。

おそらく喜劇で、登場人物は二人の男女。女性になかなか愛を打ち明けられずも、その気がない素振りでいる男。その様子を見た、ターゲットになった女性。「そんな振りしたってさ、こっちはすっかりお見通しだよ。男らしく、ちゃんとコクったらどうんだい?」というところでこの曲が歌われる。そして、女性はいろいろと男に対してなんとかして告白させるべく、さまざまな仕掛けをするが、その様子が可笑しいような。最後は男が告白し、めでたくハッピーエンドに。

というのが個人的創作であるのだが。

NeugiernaseによるPixabayからの画像

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