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ベートーヴェンを毎日聴く279(2020年10月5日)
『ベートーヴェン/バガテル アレグレット WoO56』を聴いた。
ベートーヴェンを毎日聴く279
— Harayan (Herbert von) (@HarayanV) October 5, 2020
バガテル アレグレットWoO.56。1804年?
半音がちょっとミステリアスにも思える冒頭は、ピアノ(弱く)でゆったり寛ぐ感じ。だが中盤は突然フォルテシモでそれが打ち消されるのに驚く。3拍子のリズムは揺れるような感覚になる。 pic.twitter.com/au1ihAXXhM
2分に満たないピアノ作品だが、様々な表情が現れて楽しい。
ちょっと落ち着きがない半音の変化が含まれる、ゆったりだがちょっと早めの歩みのような冒頭。
次はクレッシェンドと共に細かい音数が多くなり、軽快に走るようなギャロップへ。
そしてギャロップはダダダーン!、ダダダーン!!と力強く激しく叩きつけるフォルテの走りにまで高まる。
その熱は急速に冷め、元の歩みに戻ってゆく。最後、ユーモラスな終わり方。
ベートーヴェンは馬の走り方を音楽にしたかどうかは不明。きっと違うと思うが、わたしが聴いたときはそう感じた。
この作品は聴くよりもピアノを弾いたほうがより楽しめるのではないか?と思うのである。
わたしはピアノが弾けないけど、そう思う。
Rebecca ScholzによるPixabayからの画像