![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53399454/rectangle_large_type_2_7bc97d54cc8964d425bf11d30ac83c8b.jpg?width=1200)
ベートーヴェンを毎日聴く232(2020年8月19日)
『ベートーヴェン/音楽時計のための5つの作品 WoO33』を聴いた。
ベートーヴェンを毎日聴く232
— Harayan (Herbert von) (@HarayanV) August 19, 2020
音楽時計のための5つの作品。WoO33。1799年
毎正時に音楽で知らせ仕掛けが動く時計だろう、貴族の趣味として屋敷には置いてありそうだ。その音楽が今をときめく作曲者のものだったら相当な自慢になりそう。3〜5分と結構長く、今の時代ではゆっくり聴く時間もなさそう。 pic.twitter.com/X2qJYc1wjE
ベートーヴェンが時計から流れる音楽を作っていたことを初めて知った。二人の娘のピアノ教師として訪れていたダイム伯爵の家。伯爵が持っていた音楽時計で演奏させるために作曲したという。
音楽時計は、恐らく毎正時の時報に自動的にオルガンの機能を利用して音楽を流すものだろう。ウィーンの時計博物館に行ったことがあるが、小さいけど時計がいっぱい展示してあって、そのなかに豪華な音楽が鳴る機能をもつ時計があったように記憶している。残念ながら音楽は聴くことができなかったのだが。
音楽時計といえば、もうひとつ作品を思い出す。コダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」に出てくる作品である。
ベートーヴェン作曲の音楽が流れてくる時計。ベートーヴェン・ファンなら自宅に1台置いておきたいもの。コミカルなものもあって楽しいのだが、1曲が長くて、現代ではじっくり聞いている暇がないかもしれない。
昔、鳩時計がある知人の家に行ったことがあるが、1年後に訪れたときには鳩は出て来るものの鳴かなくなっていた。壊れてしまったのではなく、喧しくて鳴き声をとめてしまったのだとか。そんなことになってしまうかもしれないので、聴きたいときにCDで聴くことにしよう。
Tyler RheeによるPixabayからの画像