Lose yourself 【ルーティンを考察】
今回の記事は、ルーティンです。
みなさん、大事なイベントや試合、仕事で緊張したり、実際に実力が発揮できなかったりして悔しい思いをしたことありませんか?
今回はそんな時に有効なルーティンを紹介していきます。
ルーティンを知り、身につけると、とんでもない効果や成果が得られますので、ぜひ内容を理解して、実践しましょう。
結論。
今回の記事では、
1・ルーティーンとは
2・ルーティーンの必要性。
3・具体的な取り組み方。
上記について解説していきたいと思います。
1・ルーティンとは
「ルーティン」という言葉は、「決まっている手順」「お決まりの所作」「日課」などを意味します。
英語表記は「routine」で、語源は「route」。「通学ルート」や「通勤ルート」などで使われる「いつも通る決まった道」から派生した言葉なのです。
生活におけるルーティンとは、「習慣化」のことです。同じ行動を何度も積み重ねることで、脳で考える必要なく自然と体が行動をしていることを指します。
たとえば朝起きたら、まず顔を洗って歯を磨きますよね。そんな一連の動作を毎日続けていると、たとえ寝ぼけていたとしても、「ルーティン」として身についているので同じように行動できるのです。
このように毎日の生活の中に習慣を取り入れると、「やらなきゃ!」と意気込まなくても行動できるようになります。
たとえば、自分が身につけたい前向きな思考や身体にいい行動を習慣化できると、日々が安定し、人生そのものを充実せることができる。自分の成長のためにも、ぜひ取り入れたいのが「ルーティン」なのです。
2・ルーティンの必要性。
「ルーティン」という言葉が一般化したのは、アスリートが取り入れていると話題になったからと言われています。よく知られているのが、メジャーリーグで活躍したイチロー選手ではないでしょうか。
たとえ野球を知らない人でも、イチロー選手がバッターボックスに入った時のルーティンワークはイメージできるのではないでしょうか。バットを構えるとき、必ず自分のユニフォームの袖を引っ張り、バットの先端を相手のバックスクリーンへ向けていました。
試合前の準備から食事、トレーニング、用具の手入れまで、入念にルーティンを続けていたことでも知られています。では、なぜイチロー選手をはじめとしたアスリートたちはルーティンを取り入れたのでしょう。
その理由は、「自分の心身の不調や異常に気がつきやすいから」と言われています。毎回決まったときに同じことを行うことにより、その日の状況をほかの日の状況と比較しやすくなる。いつもと違うことを修正することで、失敗やけがをする確率を減らしているのです。
また、緊張する場面でルーティンを行うことは、普段の練習と同じ精神状態をつくり出すことにつながります。ルーティンをもっていると、ホームグラウンドでやっている気持ちになり、自信がよみがえります。いつでもどこでもいつも通りの力を発揮することができるのです。
3・具体的な取り組み方
私の現役時代のルーティンを紹介します。具体的には、試合前にEMINEMさんの「Lose yourself」を聴くことでした。
https://www.youtube.com/watch?v=cRWpoOhpXpo
私にとってGKとして大切なのは、試合を日常から切り離すことでした。普段は優しくておとなしい私でしたので。(笑)
ただ、試合ではそうはいきません。
味方選手に強い口調で「なんでボールに寄せないんだ!」とか厳しい言葉をかけなければいけないですし。
お互いの力が互角な場合、ピンチやチャンスの数が限られてきますよね。
なので、試合を決定づけるピンチは多くて2度か3度程度。
そのいつくるかわからないピンチに備え続けるのがGKの役目です。
なので、試合前に万全な精神状態でいることが大切です。
そのために、「Lose yourself」を聴いていました。もちろん歌詞も最高で、
Look,
なあ
if you had
もし
one shot,
たった一度の
one opportunity
チャンスだけど
To seize everything you ever wanted
欲しいものすべてを手にできる機会に出会ったら?
One moment
それも一瞬にして
Would you capture it or just let it slip?
それを掴もうとするか?それとも逃げてしまうか?
歌詞に出てくるチャンスというのがGKにとってのチームのピンチであり、チームを救い、逆転に転じるためのまさしく”チャンス”でした。
冒頭の部分が私的にGKの心理状態に近くて、これを聴いた瞬間、スイッチが入る感覚でした。
いかがでしたか?
目標達成のための思考や行動を習慣化すれば、それはやがて「強み、長所」になります。継続は力なり。人生を変えたいと思うなら、「ルーティン」を利用するのが賢いアプローチかもしれません。
ありがとうございました。