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摂食障害のみなさんの「食べること」がシミュレーション通りにいかない訳

みなさん、こんばんは。今日は、「食べること」がシミュレーション通りにいかないのは「相手」が関わっているから、ということついて書きたいと思います。

摂食障害真っ只中のみなさんにとって「食べること」は「戦い」のようなものかもしれません。

いざ食べ出すと、それまで頭の中でシミュレーションしていた通りにはいかず、結局いつものように過食になってしまった、なんていうことも少なくないと思います。

以前の記事で、摂食障害は『お化け』に憑りつかれている状態、ということについて書きましたが ⇩

基本的には、買い物から始まり、食べる ⇨ 過食になってしまう ⇨ 嘔吐

などという一連の流れは、自分一人の考えに基づく行動と捉えることができます。

しかし、摂食障害という「病」に侵されている場合は、必ずしも考えや行動を自分のコントロール下に置くこと、つまり自己管理は出来ない状態になっています。

またまた私の好きな「サッカー」の話を例に出してしまって、わからない方には申し訳ないのですが、試合前には、相手チームの特徴や、試合での動きを分析して「どうしたら勝てるか」「弱点はどこか」などを徹底的に考えます。

ですが、実際に試合をしてみると、そういった事前のシミュレーション通りには、必ずしもいかないことがあります(むしろ、その方が多いかもしれません)。

なぜそうなるのか・・・私は「相手」のあることは、自分の想像や計画通りにはいかないものだと思っています。

100歩譲って、自分自身のことは事前のシミュレーション通りに行えるとしても、「相手」が実際どう出るか、ということは出たこと勝負な部分があって、コントロールできるものではありません。

摂食障害真っ只中のみなさんが「食べること」を考えた時に、『お化け』に憑りつかれている、つまり『お化け』という「相手」の存在がシミュレーション通りにいかなくさせている、と思っています。

みなさんが「食べる」時には、必ずと言っていいほど、『お化け』という「相手」がいますので、常に「出たこと勝負」なのです。

いくら事前に綿密なシミュレーションを行ったとしても、実際の結果は正直「食べて」みないとわからないのです。

シミュレーション通りにうまくいくこともあれば、思いもよらない結果を招くことも少なくありません。

そんな時には、どうか「お化けに憑りつかれているのだから、納得いかないけど・・・仕方ないよね」って思っていただけると、ほんの少しでもストレスが軽減されるのではないかと思います。


今日もありがとうございました。

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