コーヒーのボディ感?
おはよう御座います。
しんごです。
コーヒーを飲んだ時や
注文時に好みを聞かれた時など
どう表現しようか迷った事ってあったりしませんか?
コーヒーを評価・表現方法のひとつに
「ボディ感」という言葉があります。
ワインの味を表現する際に使われているので
結構聞き馴染みがあるかもです。
「このワインはボディ感がある。」
「ボディ感のあるワインを」
みたいな感じですね!
実はコーヒーの世界でもこの表現方法を使用したりします。
今回はコーヒーの「ボディ感」について記事を投稿したいと思いますので
もし宜しければ最後まで読んで頂けますと幸いです。
●コーヒーのボディ感の意味とは?
コーヒーのボディ感とは、
質感や奥行き、コクを表すための表現の一つで
コーヒーに含まれる油分の量が関係しています。
そもそもコクについてですが
『味の重さ・厚さ・芳醇さ・粘り気』と定義されています。
もう少し分かりやすく言うと
『重厚で深みのある味わいがどれだけ口の中に広がり続けるか』
『余韻の深さ・長さ』
と表現するともっとわかりやすいかも。
ボディの種類はフルボディ、ライトボディ、ミディアムボディと3つに分かれます。それぞれどのような特徴があるかを解説していきます。
フルボディ
もっとも強いコクとパンチのある重量感を楽しめるのがフルボディです。
しっかりとした質感が口に広がり、余韻を感じさせるものが多いです。
濃厚で深く、余韻が長く楽しめる味わい。味や香り、質感をしっかりと味わいたい方におすすめです。
ライトボディ
あっさりと軽いテイストがライトボディです。
苦みやコクよりも、酸味やスッキリ感が強く出ていて
飲んですぐに口の中から味わいがスッと消えてなくなるのが特徴。
スッキリしたいときや、リフレッシュしたいときにおすすめです。
ミディアムボディ
フルボディとライトボディの両方の良いとこ取りがミディアムボディです。
コーヒーらしいコクや重量感を適度に楽しめて、スッキリさやマイルド感も適度に楽しめる、飲みやすくバランスの取れたコーヒーです。
朝食やリフレッシュしたいときなどにおすすめです。
ライトボディ = 酸味が強い浅煎りコーヒー
と言うイメージがありますが完全に一致する訳ではないんです。
ボディ感というのは焙煎前の豆に含まれる油脂分の量で決まるので
油脂分を多く含んだ豆を浅煎りにすればフルボディな浅煎りコーヒーとなります。
ケニア(SL品種)やルワンダ(ブルボン)のコーヒーは
浅く焙煎してもしっかり酸味のあるボディ感が強いコーヒーが出来たりします。
ただ、油脂分の多い豆は浅煎りのコーヒーに適さないので、
ほとんどの場合がライトボディの豆で浅煎りコーヒーとして提供されているんじゃないかと思います。
フルボディ=苦味のある深煎りコーヒー
と言うイメージがありますが
上記でお話した通り
ボディ感の決め手はコーヒー豆に含まれる油脂分の量
なので
油脂分が少ない豆を深煎りにした場合は、
ライトボディの深煎りコーヒーが出来上がります。
ボディ感の薄い深煎りコーヒー…
ただ苦いだけの飲み口になるので美味くは無いでしょう。
なので
深煎りコーヒーにはフルボディのコーヒー豆が合う
と言う話にから
深煎りコーヒー=フルボディ
というイメージが広まったのかなぁと思います。
●ワインで使われる表現「ボディ」との違い
タンニンが豊富で重量感やコクをしっかりと楽しめる
ワインをフルボディのワインと表現します。
コーヒーに対しても
ワインの場合とそれほど大きな違いはないです。
コーヒーの場合は
コクや濃厚さにかかわる油分の量に対して、
ボディという表現を使います。
●コーヒーのボディの調整の仕方
コーヒーの淹れ方によって、ボディ感を調節することができます。
コーヒー豆の挽き目を粗くすることによって、コーヒー豆の油脂分の抽出量を抑えることで軽い質感の味になります。
(ライトボディに近付きます。)
逆に挽き目を細くすると、コーヒーの油脂分が多く抽出されるため重たい質感に変わります。(フルボディに近付きます。)
コーヒー豆にはさまざまな種類があるので
ボディ感が強いものもあれば弱いものもあります。
飲んでみて自分の好みに合わなかった場合は
豆の使用量と挽き具合で調整しましょう!
コーヒーの味は、ボディだけで決まるものではありません。
酸味や苦みとのバランスによって、
総合的な味や雰囲気が変化します。
日常でコーヒーを選ぶ際に、酸味や苦みを重要視するかと思いますが
ボディ感という要素もプラスして酸味や苦みだけでは表現できない奥行きや質感までを表現した上で、好みのコーヒーを探してみるとまたコーヒーライフが楽しくなるはずです。