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注意:この作品は一部暴力的な描写があります。 苦手な方はご遠慮下さい。 1 …
※この物語はホラー要素・怪談要素が含まれます。苦手な方はご遠慮ください。 八月も終わり…
残暑が厳しい秋の薄く霞んだ青空に、緋色の孔雀が飛んでいる。 私は鉄筋コンクリート造の…
※この物語はホラー要素・怪談要素が含まれます。苦手な方はご遠慮ください。 久しぶりに会…
※この物語にはホラー要素・怪談要素が含まれます。苦手な方はご遠慮ください。 山の麓まで…
※この物語はホラー要素・怪談要素が含まれます。苦手な方はご遠慮ください。 世の中には自…
1 こんな夢を見た。 私はリュックサックを背負って、たまに行く神社にいた。これまで私が行った時は参拝に訪れている人を一度も見たことがない稲荷神社だ。それなのに立ち並ぶ鳥居から境内までは、いつ行っても綺麗に保たれている。珍珠の木々が境内を囲み、夏は涼しく感じる。参拝して、隣りにある猿田彦神を祀る拝殿に行き、そこでも参拝した。 あたりを見回し、誰も見ていないことを確認して、私は拝殿の階段を上がって、猿田彦神を祀る拝殿の中に入った。鯉が滝を登る絵が天井から下げられて
まえがき-本編だけ読みたい方は飛ばして下さい 私は50歳をちょっと過ぎたおっさんだ。 …
カーテンを開けるとくもりガラスの向こうは灰色だった。 二重サッシの内側を開けると、窓…
自作詩『終冬』 桜鮮やかな春空 執念深い雪の舞 留まったのか飛び立ち損ねたのか…
霞がかつた青空に、斑のような雲。 先週降り積もった雪はすつかり溶け、春のような陽気が…
1 「おい、走馬灯って知ってるか」 高校時代からの友人が言った。 土曜日の夜の居…
雲ひとつない初夏の青空。これから来る夏への理由のない期待。時折そよぐ風。梅雨明けの土曜…
はじめに この物語はstand.fmで配信していらっしゃる漫画家の緒方しろさんの収録『雨の図書館』を聴いて触発されて書きました。 stand.fmに登録されている方はぜひ、緒方しろさんの収録をお聴きください。 ●stand.fm 緒方しろさんの『雨の図書館』 雨の図書館 自動ドアが閉まると、薄暗い館内には図書館独特の静けさが満ちていた。 廊下を歩き、高い天井を見上げると、晴れた日は光を届けてくれる天窓の向こうは鈍色の雲が覆っていて、遠くから無数の強い雨が、屋根と天窓を打つ