3年目の本気
「“もう、しょうがないなぁ〜!”と思うことは沢山あるけれども、良いものだよ」
かつて、結婚てどうよ?と尋ねた私の質問に対する母の答えはこのようなものでした。
主人と結婚して3回目の夏が訪れました。
もう30以上もの歳月を父と歩んでいる母からしたら、本当に私はまだまだひよっ子ですが、母のこの答えは的確なのでは、と思います。
大胆なようで変に気にしいな部分がある
など「これはちょっと自分とは違うなぁ」と思うところは多々あるけれども、それ以上に
人の目を気にして尻込みする私とは違ってしっかり意見を伝えられる
など「これはちょっと自分とは違うなぁ」な部分が光って、
「“もう、しょうがないなぁ〜!”と思うことは沢山あるけれども、良いなぁ」となっています。
そんな感じで時々は違う故にぶつかることもあるけれども、なんやかんやで私との違いが好きで大切でたまらない存在と日々を送っています。
ですが、ここにきて恐れていることがあります。
それは今後の関係。
子どもが産まれることで愛情メーターが子に全振りしてしまうことを密かに恐れています。
ネットを開けば産後クライシス、産後うつ、なんて怖いワードも並び、私をざわつかせる。
加えて結婚3年目とか交際3か月目とか“3”という月日は恋愛感情だかが減少する時期と聞くではないですか。
また、これはうろ覚えではありますが
男女の遺伝子というものは互いに無いものを持っている人、つまりは自分からは遠い遺伝子に惹かれるが、出産後は自分からは遠い遺伝子を毛嫌いするとかなんとかかんとか…
とにかく遺伝子レベルで避けてしまう、らしい。
どうやらここからは遺伝子に逆らって行く努力が必要なようです。
謎に眉毛から、良い匂いがする
仕事でピリついて帰宅しても、あったかい湯船に浸かればすぐ癒されてる
かわいいねぇ〜と父親通り越して孫をかわいがるじいちゃんレベルで愛情表現してくる
今、感じている主人の好きなところを抱きしめたまま、
それに追加して、子への、そして私への“好き”を抱きながらどこまで行けるのか。
今夜、キッチン鋏でカットしてくれたピザみたいに歪でもいい。
ジグザグウネウネと試行錯誤しながら少しでも楽しい方へ、楽しい方へと転がっていけますように。
▼入籍当夜のお家ディナー▼