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tyutyui78
入院したらどうなる? そもそも治るの?~「失踪日記2 アル中病棟」
「アルコール中毒(アル中)」患者が入院したら、どうなるのか、
体験談をもとに描かれた内容で、具体的で非常にわかりやすく、
知人らがもし入院した時のイメージがわきます。
また、入院したらどうなるのかわかることで、
「入院しないようにするにはどうすればいいか」と
自制心を働かせてくれる内容です。
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「アル中って、本人の意思の問題じゃないの」、
「特定の一部の人がなるもので、普通の人たちは関係ないんじゃないの」、
と思われる方も多いと思います。
仕事終わりに「お疲れ」って一杯飲んだりするのは普通でなんの問題ないと思いますよね。
でも、なんとなく仕事終わりで飲むようになる状態は、依存状態であり
「回復はしても、完治はしない、不治の病」と知り、
その根深さ、深刻さを知りました。
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依存者が家族にいると、家族がどんなことになるのか
(いろんなタイプが現れること)、
でも患者にとっては、患者自身がボロボロになって自分で気づくまで
ほっておくことがいいこと、
でないと家族も崩壊すること、
断酒することでの症状として、うつや、幻覚が現れることがあること、と
具体的な内容がまんがで描かれていて理解が深まります。
もし酒で何らかの失敗をしたり、飲みすぎていたり、
飲む頻度が高い場合は、依存症の疑いがあると認めること、
弱さを受け入れること、
そして、対応には時間がかかることを理解する、
そんな一連の対応策を知ることができます。
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印象的だったのは、
「心の空洞を、酒とは別のもので埋めること」。
一日の時間、こころの充足感を、酒以外のもので埋める。
趣味でもいい、知り合いとの時間でもいい、
ともかくやってみる、ということが理解できます。
自分のまわりにもし、当てはまりそうなひとがいれば
一緒に考えるきっかけになる一冊と思います。
2021年2月14日
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