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弱さを受け入れ、ストレスを取り除くか、逃げる ~「アル中ワンダーランド」     まんしゅうきつこ~

「ああ、やってしまった。もう飲むのをやめよう」。
酒で失敗したことがある人は、そう思ったことが一度や二度はあるでしょう。



そんなとき、酒の飲み方を見つめ直すきっかけとなる本があります。
この「アル中ワンダーランド」です。

この読書感想文を読もうと思われた方も、きっと、
酒を減らそうか、と、心のどこかでひっかかったことが、一度はあるのではないでしょうか。
きっと、できると思います。
この本(まんが)は、きっかけですが、
さすがにこれはまずいと、気づかせてくれます。
そんな気づきにつながる一冊です。
私でも気づいたくらいですので、多くのひとができるはずです。

禁酒、となると、「付き合い、どうするの」
といった課題にぶち当たります。

でも、そんなとき、自分で自分に
「自分は、弱いんだ」、と、事実として受け入れるようにと
言い聞かせるようになると、楽になります。


付き合いに関しては、
自分の周りの人には、「酒をやめた」とあらかじめ伝えておけばいいのです。
もしくは「最近、体調不良で、医者に止められた」とか
適当な理由をつけてもいいかもしれません。

そして、何より大事なのは
酒を飲もうと思う理由をちゃんと考えること、だと思います。
例えば、まんしゅうさんの事例では

・人間関係がうまくいかないことへのストレス、
・自分に対する自己評価の低さ
・酒を飲まないと人付き合い、人とちゃんと話す自信がない、
といったことを理由にしていました。

でも、それは、酒を飲めば変わるわけでもなく、
☆人間関係は、その人間との付き合い方を変える
(①逃げる、②焦点をそらす、③正面からぶつかる、という方法があり、
 ①か②あたりが割と気楽かと思います)のがいいかと、
☆自己評価は、成功体験の積み重ねと、認知の仕方で、一つずつ、自分がやったことを評価する
☆人付き合いは、とりあえず、雑談の積み重ねで一歩ずつ、変えていく

というところから試せます。


酒をやめると
・時間ができる
・睡眠の質が上がり健康になる
・支出が減る
と、いいことが増えます。

最近飲みすぎだ、控えよう、と思われている方、
試してみてはいかがでしょうか。

酒が好きな知人らの心境を理解する上でも参考になる本かと。

2021年2月13日 iconan_2017さん、ありがとうございます。

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腹八分:(試行→成長→充実)
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