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中国では6~7歳は筆記テスト禁止に
中国と言うところは、
人口が多く、
大学数が少ない中国の受験は、
日本の大学受験の緊張感とは
比べ物にならないほど
大変と聞きます。
もともと科挙※のお国柄で
「勉強ができる人が世の中でいちばん偉い」
という考え方もまだ根底にあるようです。
※中国で598年~1905年、即ち隋から清の時代まで、約1300年間にわたって行われた官僚登用試験
人口の多さに比べて
「よい大学」があまりにも
少なすぎるということも、
原因のひとつのようです。
ただ最近では、
激し過ぎる受験戦争に
嫌気がさす人も多々。
中国の良い大学に進学できても、
必ずしもいい就職や
成功に結びつかなくなって
きているようで、最近は
最初から国内での受験はせず、
海外留学を目指す高校生も
増えてきているようです。
そんな中、
中国政府は30日、
競争の極めて
激しい学校制度によって
児童や保護者が
受けるプレッシャーを
軽減するための
教育改革の一環として
6~7歳の児童を対象にし
た筆記試験の実施を禁止。
これがすごいんです。
試験の回数は1学期につき1回に制限
学習塾も、取り締まりの対象
学習塾を運営する
全事業者に非営利化を命じ、
週末や祝日に主要科目の
授業を行うことを禁じた。
教育省は今年に入り、
小学1、2年生に
筆記の宿題を出すことを禁止。
中学生には一晩につき
1時間半以内に終わる分量の
宿題しか出してはいけないと通達。
中国と言う国は恐ろしいですね。
中国の大学受験
高考(ガオカオ)は
性別も年齢も問わず
「点数だけで勝負する」
一発勝負。
勉強くらいで死ぬことはない
だから、勉強しろ
どうも、これが合言葉のようです。
ただ、このご姿勢、
精神的につぶされる人も増え、
死ぬ人も出はじめ、
このように国が制限したようです。
日本に生まれてよかったですね。