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あなたの目に映る世界を見てみたい

最近、よくおしゃべりをするようになった息子。

まだ覚束ない言葉で色々伝えてくる。

私たちが意図をくみ取れることと、
何を伝えているのか分からないこともあって、
先日もそんなことがあった。


なんとなく「そうだね、そうだね」と流していたら、

次の日の登園時に、

先生に呼び止められ、

「昨日伝え漏れたんですが、
お友だちに手首を噛まれてしまって、
すぐに冷やしました」

とのこと。

息子が執拗に絡みにいってしまい、
そのお友だちは防衛で噛んでしまったのだと。

うん、よくありそうなこと。

息子はかまって欲しかったり、
私のリアクションが見たいのか、
たまにふざけて人を叩くので、
私もストレスになることもある。

同じ年頃の子からしたら、とても怖いと思うので、
どうにか改善したい。

根気強く言って聞かせるしかないと、
心がけてはいるけれど、、
他にいい方法があれば教えていただきたいです。。

だから保育園でこうやって、
「される側」になって痛みをわかることはいいこと
だと個人的には思っています。

痛みを知って、優しさも育つのかと。


その事情を知ってからは、

昨日、息子が伝えてくれてたことがわかるようになった。

「こっち、かぷーされた」みたいなことを言ってたんだ。

そうすると、
「そうかぁ、痛かったんだね」

と、求められていることに応えることができる。

それからは、嬉しそうに何度も繰り返し言ってくる(笑)

もちろん根に持つなどは全くないけど、

「そうだったんだね」
ってただ寄り添って欲しかったのかなぁと、

母ちゃんは勝手にそう思っているよ。


あなたの求めていることを満たしてあげたい。

それが母ちゃんの今の役割。


彼の目にはどんな世界が映っていて、
どんなことを感じているのだろう?

と思うことがある。

どこまで、理解してあげられているだろう。
もどかしいこともたくさんあることでしょうね。

彼のフィルターを通して見える世界を見てみたい。

と、、

今回の件で思うのが、
大人でも同じことが起こったりする。

表面的な言動で、
相手に誤解を与えたり、
仲違いしてしまったり。

なんで、こんな態度取るんだろう?とか、
雑な言葉に傷ついてしまったりとか。

あとで、実はあの時、、、
みたいな事情をあとで知ることもある。

「あの時、会う前に娘にこんな事があって動揺してしまってて」
「あの日は、朝から旦那と大喧嘩してしまって」
「こんな事があって、とてもショックで心痛めていた」

など。

そんな事情を知ると、以前の相手の行動の捉え方が全く変わります。

「そりゃあ、大変だったね。それなのに、来てくれたんだね。ありがとう。。」
「そんな時に、こちらの話ばかりしてしまって本当にごめんね。」

みたいな。

自分のことも相手にどれだけ伝わっているか分からないのと同じように、
相手の事情や心情をどれだけ分かっているだろう。

知らないことの方が圧倒的に多いだろうし、
敢えて言わないという、
優しさや心遣いということもあるかもしれない。


そのことを前提にすると、

目の前の言動だけを受けて、
できるだけネガティブに反応しない方がいいな。

子どもに対しても、大人にしても。

とはいえ、あれこれ深読みしない。

よくない事を見逃す鈍感力と、
相手を慮る想像力と。

そしてバランス。

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