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まんが「夜のこころの診療所」の感想

「夜のこころの診療所」は、現代の人々が知りたい
精神医学のテーマを5つにギュッと凝縮し、漫画という形でわかりやすく解説した新しい参考書でした。
読み終えた後、思わず「こんなスナックが本当にあったらいいのに!」と思ってしまいました。本の舞台である、精神科医・益田先生がひっそり営む隠れ家的なスナック「夜のこころの診療所」。もしこんな場所があって、悩める人々が集まれるなら、ぜひ一度足を運んでみたいものです。

また、前作でもタッグを組んだ青山ゆずこさんが描くキャラクターたちは、相変わらず親しみやすくて素敵でした。2作目ともなると、益田先生と青山さんのコンビネーションもさらに磨きがかかり、「どうすれば精神医学の知識をもっとわかりやすく、身近に届けられるか」という点でパワーアップしているのを感じました。

登場人物の一人が、私の大好きな長編小説の主人公の恩師に似ている気がして、それも親しみを感じたポイントです。後、益田先生のスタッフで当事者YouTuberのハムちゃんもかわいく描かれていてそれを見ると癒されるハム(笑)
活字離れが進む現代において、心の奥深い部分に触れるこの漫画はとても貴重な一冊だと思いました。
このシリーズがさらに続いて、もっと多くの人に届くことを願っています。
読み終えたばかりなのにまた読みたい。

【まんがよるのこころの診療所】
 著益田裕介 まんが青山ゆずこ

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