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子育て、今私にできること



小学校高学年の娘は、学校のクラブで金管楽器を吹いています。
昨日の練習帰り、ちょっと気持ちがザワザワすることがありました。

一曲の中で、「ソロパート」を吹けることは、音楽を続けているこどもたちにとっては、憧れのようなもので。


同じ学年や下級生の上手な子たちが、次々とソロパートをもらっているのを見ていて、自分には卒業までその機会が巡って来なかったことを、娘は気にしていた。


今まで、マイペースで競争心があまりないように見えたから、親の私もそれについては触れないようにしていたけれど、やっぱり彼女なりに悔しい気持ちを感じていたことを知って、何だか急に悲しい気持ちになった。


そうだよね。やっぱりソロ、吹きたかったよね。。。

例年、最高学年が名前を紹介されて演奏していたし、正直親として、その姿を見て成長を感じるのを楽しみにしていたところもある。

曲の一部で、メロディーを吹かせてもらっているのもあるから、ソロみたいなものじゃないの?と聞いたけど、それは違うらしい。


もうすぐ小学生最後のコンサート。

もう少し早く言ってくれたら。
先生に様子を聞いたり、できることもあったんじゃないか?
なんてことが、頭をよぎったけれど。


もうそんな時間は無いし、ここは親が出て行く場面じゃないと気持ちを落ち着けた。


周りの子と比べることも、ソロをもらえないから上手じゃない。というジャッジも、
事実ではないし、脳の機能が危険を避けるために自動で働いているだけのこと。

いまここにある事実は、

娘がこの4年間、素敵な仲間に囲まれて、
夏休みも冬休みも、たくさん練習頑張って、
大きくて綺麗な音が出せるようになったこと。
続けて来られたこと。

そして、心に響く音楽をたくさん聴かせてくれたこと。


今は悔しい気持ちだと思うけれど、成長過程で乗り越える必要な経験と思って。
それを褒めて励ましながら見守るのが、今、親の私にできること。 


そこに着地できました。
最後のコンサート、ハンカチ握り締めて聴いてきます🥺


今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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