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『三十一文字のパレット』 俵万智

俵万智さんが、1つのテーマに沿って、3首ほどの現代短歌を紹介するコラムの単行本化されたものだ。

歌集は読みにくかったり、鑑賞しきれなかったりするが、俵万智さんがピックアップしてくれた短歌(この本では色が入っている短歌)を俵万智さんの鑑賞とともにを読め、一つのテーマごとに三首ほど並んでいるので違いを感じたり味わうことができる。

1つのテーマに3ページ弱なので、すぐ読める。
けれど、鑑賞しようとすると時間がかかる。
毎日、1つ2つ味わって読み進めている。

あとがきの最後の一文に

本書が読者のかたにとって、現代短歌への一つの窓となってくれたら、幸せです。

三十一文字のパレット

と、書かれている。

この本を読み始めなかったら出会わなかった歌人の方に出会った。

現代短歌の自由さを知った。

テーマもだが、
五七五七七に囚われてなく、三十一文字ですらないものも多い。

五七五七七の定型はもちろん美しいが、私も囚われず、歌いたいものを歌う勇気をもらえた。

このあとがきが、1995年 早春となっているので、すでに22年経過している。
令和の今は、もっと自由でもあり、万葉に回帰している部分もあるかもなぁ。


俵万智さん、恋多き女性なのかな?
と、こちらの記事↓を書いたときは?だったけれど、

そのあと、「実体験だけ書いていたら、それは日記」というような内容をご友人に伝えたとどこがで読んだような。(違ったらごめんなさい)

実体験だけが材料ではないですよね。

曲から一句・一首、いいですよね!
恋の宝庫ですよね。
他にも心動かされる題材がいっぱい。
私もいつか挑戦したいです。

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