お母さんになりたかったナギサさん
「私の家政夫ナギサさん」、早いもので来週9月1日最終回だそうです。
今シーズン、ドラマを見ていてもソーシャルディスタンスが気になってしまう私ですが、「私の家政夫ナギサさん」では全く気にならずドラマを楽しんでいました。
「お母さんになりたかったんです」
ほぼ毎回、このフレーズ出てきます。
最初の頃は、「おじさんが、お母さんになりたかったって意味不明。家政夫さんになれて、お母さんにはなれたのかな?」と思ったり、
私も「お母さんになりたかった」けど、「男の人もお母さんになりたいのか?」と理解できなかったり。
メイのお母さんも「お母さんになりたかった」んだと思います。
家事ができて、包容力のあるお母さんに。
メイが熱を出して倒れた時、メイのお母さんは「何をしていいかわからない」「自分がここにいても役に立たない」と帰ろうとします。
それをナギサさんが、「お母さんじゃないとだめなんです」と言って引き止めます。
家事ができなくっても、仕事をしていなくても、子どもに期待しすぎちゃっても、子どもの気持ちがわかってなくても、メイのお母さんは「メイのお母さんでした」。味のないおかゆを、メイは「ほっとする」「懐かしい」と食べます。
ナギサさんに戻って。
ナギサさんも、家事ができるから、家政夫さんだから、「お母さん」ではありませんでした。
家政夫になる前、サラリーマンの時から「お母さん」だったのです。
演じている大森南朋さんから、お人柄が滲み出ていますよね。
心と体の心配をしてくれて、心配するだけでなく栄養バランスの良いお弁当を作ってくれ、頼りになって、弱っている時そばにいてくれるお母さん。
時々心配しすぎて、過保護になったり、自分のことを後回しにする。
まさしく、お母さんですね。
今週は、高橋メアリージュンさん演じる陶山薫に「恋愛相談も女友達の私より、家政夫のナギサさんを頼りにしている」と言われ、「お母さんみたいなものなので」と答えるナギサさん。
すかさず、「ナギサさんは、メイのお母さんでいいんですか?」と恋愛感情の感が鋭い陶山薫に突っ込まれていました。
そしてメイにとっては?
メイにとってナギサさんは「お母さんみたいな存在」なのか?
来週の最終回が楽しみです。
ひと月に一度、ナギサさんに家のお掃除してほしい。
そして、1週間に一度、ナギサさんの手料理食べたいな。