「お母さんでよかったぁ」 ステージの思い出
この11月、3年ぶりに小学校で音楽祭が行われた。
娘は、小学校1年生からピアノを習っている。
でも先生は、本業をもっていらっしゃるし、ご高齢のお義母様の体調優先なので、パンデミック以前から2ヶ月レッスンお休みなどということも珍しくない。
習い始めて半年後に行われたピアノの発表会のときも、ドキドキした。
こんな練習量で大丈夫なの?
一人でステージ上がって大丈夫なの?
思わず先生にお尋ねした。
「うちの子、大丈夫ですか?」
「私は、なにも心配してませんよ。みーみちゃんは、ステージに上がっても落ち着いて弾けるタイプ、本番でも強い子だと私は思っています。」
確かに。
私も、そうみえるタイプだ。
大学のときに箏曲を始め、大きなステージにも出させていただいたが、私はとっても落ち着いているようにみえるらしい。
そして実際、ステージにあがるとすっと落ち着いて、周りがよく見えているときもあれば、何も覚えていないくらい演奏に没頭していることもある。
ベテランの先生がそうおしゃっるんだから。
私も娘を信頼しよう。
どんな状態で戻ってきても、母親である私は抱きしめるだけ。
初めての娘のピアノの発表会。
娘は、堂々と演奏し、満面の笑顔で帰ってきた。
肝が据わっているように見えた先生は、教え子たちの演奏で気力を使い果たしたのか、ご自分の演奏のときは緊張されていた。
パンデミック後は、数ヶ月ピアノのレッスンもお休みになり、発表会も行われていないし、今後も予定されていない。
学校の音楽祭も中止である。
昨年は、学年ごとの無観客の小さな音楽祭が行われた。
娘は、ピアノ伴奏に立候補したという。
まじか。大丈夫か?
週2でレッスンし、毎年発表会やコンクールに出ている子も複数いるのに。
(私だったら、娘のピアノの実力とレッスン状況では立候補できない。)
「ピアノの先生に教えてもらう」
まじか。大丈夫か?は私の心におさめ、「そうだね」と返事をする。
でもね、またレッスンが1ヶ月お休み。
自力で練習したのをようやくピアノの先生にみてもらったら、リズム間違えてた。
そこから練習し直して、学年内オーディション。
案の定、低学年のときもピアノ伴奏した子に決まった。
そして今年、3年ぷりの音楽祭♪
「ピアノ伴奏に立候補する」
「頑張って」
今年は素直に応援の言葉がでる。
去年、ピアノのレッスン受けられなくても諦めなかった。オーディションで選ばれなかったけど、今年も挑戦する。
応援する以外、私にできることはない。
今回はレッスンで練習し、どうにか曲にはなった。
でもオーディション2週間前からまた突然レッスンがお休みに。
「レッスンお休みだって」
「大丈夫。もう教えてもらった。あとは自分で練習するだけ」
すごいなー
すごいなーって思うでしょ?
でも、毎日練習するわけではない。練習するときも15分から30分。
ラッキー!
娘が立候補した方の曲は、ライバルがおらず自動当確。
もう一曲については、オーディションするという。
お風呂のとき、のびのびと歌っているので、伴奏じゃなくて、歌聴きたかったなと思う私。
娘によく聞いてみると、娘がピアノを弾くのはお風呂で歌っている曲ではなく、もう一曲の合奏曲だそうだ。
なるほど、全員楽器をやるのね。その中で娘はピアノ担当なのね。
少し安心する。(娘ではなく、母親の私の方がピアノ伴奏の重責を恐れている。)
学校で合奏の練習が始まった。
「家では弾けてたけど、みんなと合わせるとむずかしい」
「ピアノの私がリズムしっかりしてないとみんな合わせられない。だから練習する」と言って練習していた。
絵を描くのが大好きな娘で、運動会のプログラムの表紙などにも選ばれたりしていたが、今回、「音楽祭用の絵は描かない。伴奏に集中する。」と私に言った。
「ふーん」と答えた私だが、内心凄いなと思った。
好きなことで今までやってきた絵を描くことをやめると決めて、オーディションなしとはいえ立候補してやることが決まったことに時間とエネルギーを注ぐと自分でスパッと選ぶことができ、実行する。有言実行の娘にはいつも学ばされる。
音楽祭当日。今年は各家族1名。低学年、高学年入れ替え制。
といっても、低学年・高学年両方子どもがいる保護者は退場しないので、私が入場したときには、後ろの席しか空いていなかった。それでも、ピアノが見える左側の席に座ることができた。
子どもたちは、昨年学年音楽祭は行っているが保護者にとっては3年ぶりの音楽祭。
自分の子とは違う学年の子どもたちの演奏にも涙が溢れてくる。
次は、娘たちの学年。涙で滲んだ目で娘をさがす。
合奏・合唱の前に曲の説明や練習について会場のみなさんに伝える役目の練習も2、3日前からしていたので。
無事セリフ通りに言い終えて、落ち着いてピアノに移動する。
1年生の時から、全学年担当してくださっている音楽の先生が隣に座って、頷いてくださっている姿にほっとする。
娘の堂々としたピアノと学年のみんなの合奏を聴いて、「お母さんでよかった」。
こんな感動をもらえるなんて、お母さんでよかったぁ。
実は、私は娘のピアノの練習を一度も聴いたことがない。
我が家にピアノはなく、娘はおじいちゃんのところで練習している。
ステージで弾く演奏が、初めて聴く娘の演奏。
ちゃんと練習していたんだね。
こんなにしっかりした音が出るようになったんだね。
諦めなくてよかったね。
ママは大感動!!ありがとう。
♯noteで文化祭ステージコーナー に参加させていただきます。
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短歌・川柳・都々逸で〜
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こちらの記事で、夜みゆさんにお会いできます♡
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ありがとうございます。
嬉しいです!!!
ゆずさん
ゆずさん、note文化祭にもご参加中♪
MIKIさんからのサプライズプレゼントも受け取られたそうです!
恵子さん
恵子さん、「タッピングタッチ、 また参加したい〜」とコメントくださいました♪
ありがとうございます。
次回の夢☆相談室は忘年会!
今まで夢☆相談室ご参加の方も、初めての方も大歓迎だそうです。
zoomでnoteのみなさんにお会いできますよ。
レギュラー回は人数制限がありますが、忘年会はブレイクアウトルームも使うそうですよ。ワクワク!!