絵本『しゅわしゅわ村のゆかいなのりもの』
「これから出版社で担当さんと打ち合わせなんです。」
言ってみたい言葉ナンバーワン!なんて甘美な言葉。
こんな憧れの言葉が、彼女の口から出てた。
このフレーズ言ったことがないのはもちろん、聞いたことがあるのはドラマか小説の中だけだった。
現実にいるのだ。
「絵本作家なんです。」
「出版社で担当さんと・・・。あこがれ・・・。」
興味津々。
驚きと羨望を感じたのと同時に、「夢が手の届くところまでやってきた」と思った。
だって今まで二次元にしか存在していなかった作家という存在が、
自分がなりたい主婦でママで作家という人物が目の前に現れたのだから。
彼女の代表作は、『ゆびたこ』。
韓国語でも出版されています。
かなりのインパクトのある絵です。
最終稿に至る、過程も見せてもらいました。
最初の絵コンテは、子どもたち怖がるだろう。
アップだったり、引きだったり。文字をどこに入れるか
担当者さんとの打ち合わせの跡を見せてもらいました。感謝です。
私と娘が好きな絵本はこちら。
しゅわしゅわ村シリーズ『しゅわしゅわ村のゆかいなのりもの』
しゅわしゅわ村ってどんな村かご存知ですか?
想像できますか? 想像してみてください。
ぼくやわたし、動物たちはもちろん、オバケちゃんも、雷ちゃんも、ろくろっ首さんもカッパくんも、そしていろいろな姿の宇宙人たちもそれぞれ、あるいはみんなで楽しそう。
ページが進むほど、異界の生き物たちが増えていきます。
絵本って楽しいですね。
最初は気づかなかったのに、ここにもあそこにも描きこまれている。
宇宙人や妖怪がこわいという子どもたちもいるそうですが、
わたしには姿や習慣、ふるさとは違うけれど、
みんな心は通じ合うユートピアが描かれていると思いました。
しゅわしゅわ村は、手話の絵本です。
娘は幼稚園で手話つきの歌なども歌っていたので、手話を特別なものと思っていないようです。
幼稚園のママコーラスサークルに参加していた大人のわたしは、「手話も歌詞もなんて覚えられないよ」と思いましたが、実際は手話つきの方が歌詞が覚えられました。そして、子どもと一緒に歌えて楽しい。
ノリのよい小学校低学年の子どもたち、一緒に手話やってくれるかなと思い、『しゅわしゅわ村のゆかいなのりもの』を読み聞かせの時間に手話つきでよみました。
盛り上がることを期待していったら、手話真似してやっているのは娘と同じ幼稚園出身の子たちだけ。
ほとんどの子は、手話の存在を知らなかったのです。
でも、この時、この絵本を選んでよかった。
1年後、テレビで映画「聲の形」が放映されるとクラスの子たちが手話を始めました。
娘には、休校中再放送になったドラマ「愛してくれと言ってくれ」で手話熱が再燃した時にこちらの本を買ってあげていました。
『やさしい手話―はじめてでもカンタン!絵でおぼえる』
その時のことを、note初期に書いています。(スキ6だったんだー)
3年生の2学期、手話に興味を持ち始めたクラスにこの本を持って行って楽しんでいました。
お友達も同じ本を買ったそうです。
お友達が「手話の本、買ってもらう」と言っていたので、公園で会った時に、「手話の本、いろいろあるから自分に合った本選ぶといいよ」と声かけしたのですが、結局同じ本にしたそうです。
わたしも大きい書店で探したのですが、子ども用はなく、子どもにも(初心者の大人)にもわかりやすい本はなかなかありませんでした。使いたいフレーズや絵の好みなどもありますので、なかなか難しいです。
滋賀県の絵本作家くせさなえさんの絵本、読んでみてください。
こちらも母娘で大好きな絵本です。
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