七十二候の【鷹乃学習】に入ります。
「鷹乃学習」は「たかわざをならう」と読みます。一年を72に分ける七十二候の第33番目です。二十四節気「小暑(しょうしょ)」を3区分した最後で、末候になります。7月21日まで。
5月から6月の間に孵化(ふか)した鷹のヒナが成長し、巣立ちのために飛びかたを覚えるころです。
〔小暑Shōsho : Lesser heat July7-21
The days become hotter and hotter.〕
鷹乃学習 Taka sunawachi waza o narau
“Hawks learn to fly.” July 17-21
若鷹は、さまざまな飛びかたや狩りの方法を学びます。上昇気流に乗って回りながらの旋回(せんかい)飛行、空中で獲物を捕らえるため一点に静止するホバリング、上から下へ逆さまの状態で滑降(かっこう)する背面飛行、また急降下などがあります。5月から6月にかけて孵化(ふか)したヒナが、高度な技術を学びじっさいに親元を離れるのは8月末か9月ごろになります。
若鷹や羽音も高し梅雨明けぬ いちろう
関東甲信・東北地方の梅雨明けはきのう、近畿・東海地方は、きょうでした。
写真は、祇園・建仁寺の石庭です。縁側に坐って静かに眺めていたときのこと。ふと、思いがわいてきて。いままでたくさんのことを学んできました。でも自分の内面について、どれだけ知っているのだろう。新しいテーマが見つかりました。
あなたが幸せでありますように
琵琶湖のほとりの草庵にて いちろう
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