冬至る一陽来復年はじめ
一陽来復(いちようらいふく)は、太陽がまたよみがえるという意味です。中国では、陰が極まって陽(一陽、太陽)が帰ってくる日としていました。
古代ではこの日を年のはじまりと考えていました。今でも世界各地で冬至祭が祝われます。
二十四節気の【冬至(とうじ)】に入ります。
この日は一年で太陽の高度がもっとも低く、また昼の時間が夏至にくらべると、5時間近くも短くなります。日暮れも2時間半ほど早くなり、これを「短日」といいます。1月4日まで。
太陽が冬至点を通過したのが、22日の0時59分でした。
Touji 冬至 Winter Solstice;
“Times when the length of a day becomes shortest.”
December 22-January 4
〔solstice;夏至・冬至の至点 length;長さ〕
冬至風呂かをりの中によみがへる
冬至は「太陽の恵みが弱まり、生命力の衰える時期」で、全生命が衰える時期と考えられていました。夏の太陽の力は、冬には果物のなかにしまわれています。そこで冬至には香り高い柚子湯に入り、小豆入りの「冬至粥」や「冬至南瓜」などを食べて、生命力を養うとともに太陽の復活の祈ったのです。
冬の底
重みに耐えて
四股を踏む
大地よ響け
汗のかくまで
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七十二候【乃東生】に入ります。
「なつかれくさしょうず」と読みます。
一年を72に分ける七十二候の64番目です。二十四節気「冬至」の初候になります。12月25日まで。
夏枯草(かこそう:ウツボ草)が、芽をだしはじめる時期です。二十四節気「夏至」の初候「乃東枯・なつかれくさかるる」(6月21日)に対応しています。昔の人は、夏に枯れ冬に芽を出し萌える夏枯草の緑を不思議に思ったことでしょう。
乃東生 Natsukarekusa shōzu
“Self-heal sprouts.”December 22-25
〔self-heal;うつぼ草 sprout;芽を出す 萌える〕
飾り売り終い弘法暮の市
写真は、きのう21日の「終(しま)い弘法」です。「飾(かざり)売り」は、正月用のしめ飾り、門松、供え物などを売ることをいいます。境内は食べ物屋から縁起物、日用雑貨品、植木、骨董品まで露天がならびにぎわっていました。6個300円のたこ焼きがおいしかった。
数え日やひと日ひと日をていねいに
「数え日」とは、年内も残すところあと9日のように、残りの日を両の手でかずえられるほど押し詰まってきたこと。比較的新しい季語です。
あなたが幸せでありますように
琵琶湖のほとりの草庵にて
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