七十二候の【麋角解】に入ります。
(発行が一日遅れました。すみません)
「さわしかのつのおつる」と読みます。麋角(びかく)は中国に住む大型の鹿のことです。その角が落ちる時期となりました。
一年を72に分ける七十二候の65番目です。二十四節気「冬至」の次候になります。12月31日まで。
日本に住む鹿の角が生え変わるのは春です。でも七十二候は、もともと中国のもので日本にはいない動物も登場します。この鹿は、当時中国に多くいた麋鹿(びろく)のようです。ニホンジカよりは大きく、角を落とすのも冬至のころになります。ヘラジカ(ムース)やトナカイ(カリブー)とする説もあります。
年の瀬や
トナカイ役目
終えて寝る
麋角解 Sawashika no tsuno otsuru
“Deer shed antlers.”〔deer;鹿 shed;脱ぐ antler;鹿などの角〕
December 26-31
たのしみは
遅きまきたる大根の
風冷たきに葉茂らすとき
いま畑には、タマネギ、絹さや、スナップエンドウ、空豆の苗が静かに育っています。元気なのは大根です。農閑期になりました。
琵琶湖のほとりの草庵にて
時を生きる旅人
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