銅鑼(どら)の音や結びし露の玉いずこ
東福寺の塔頭(たっちゅう・山内にある小寺院)勝林寺の庭で、不思議なものをみかけました。苔のはえた石臼の下半分、くぼみに水が張ってあって。そこにビー玉の2、3倍はありそうなガラスの玉がびっしりと。赤、黄、緑、青と色とりどりにひきしめきあっています。もうアートです。少し古風な。
二十四節気の【白露(はくろ)】に入ります。
大気が冷え、草の葉などに露が玉を結びます。秋の六つある節気を三分割して、初秋〔立秋(8月7日)・処暑(8月23日)〕・仲秋〔白露(9月7日)、秋分(9月23日)〕・晩秋〔寒露(10月8日)・霜降(10月23日)〕とします。
初秋から仲秋にうつり、残暑はおさまり本格的な秋を迎える時期となりました。「秋分」前日の9月22日まで。
白露 Hakuro:White dew
“Signs of autumn become more pronounced.”
“White dew stays on the grass.”
(sign:気配。pronounced:はっきりわかる。dew:露。grass:草)
September 7-22
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今日から七十二候の【草露白】です。
「くさのつゆしろし」と読みます。「白露」と同じ意味で、草の葉の先に露がやどり、目にも秋を感じます。一年を72に分ける七十二候の43番目です。二十四節気「白露」の初候になります。9月11日まで。
草露白:Kusa no tsuyu shiroshi
“Dew glistens white on grass.”
(dew:露。glisten:きらきら光る。grass:草) September 7-11
あなたが幸せでありますように
琵琶湖のほとりの草庵にて
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