夕日を追いかけて
今日も夕焼けが始まった。
太陽は赤、黄、紫、様々な光を放ちながら燃えるような雄大なフィナーレを演出する。
子供の頃から夕焼けを見るとあまりの美しさに、そこにこそ神様が住んでいると思っていた。今でもそんな気がする。
学生時代、自転車通学の帰りにかなりの時間放心したように道端で夕焼けを眺めていた。
時々、あまりにもったいなくて、夕日に向かって自転車を漕いだ。もっと長く見ていたいから。
自分にとって、どんな絵や音楽や映画などよりもよっぽど感動させてくれる芸術だ。
自分の悩み事も、その前ではちっぽけになる。
今日一日がどんな一日だったにしろ、この美しい夕日を見ることができたのだからいいじゃないかと思う。
全身に美しい光を浴びながらビールをがぶ飲み。感謝!
絵 マシュー・カサイ「夕日のノートルダム寺院」油彩F10
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