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【第18回】絵本に学ぶ:幸せの秘訣は明るい解釈力「さんねん峠」

さんねん峠
李錦玉著
岩崎書店


小学生のときに教科書で学び、
それ以来ずっと心にある大好きな物語です。

《あらすじ》


この峠で転ぶと、
3年しか生きられないという噂の峠がありました。

おじいさんはいつも慎重に歩きましたが、
ある日転んでしまいます。

「もう、あと3年しか生きられない」

おじいさんはショックで寝込み、
どんどん具合が悪くなります。
どんな薬も効きません。

そこへ賢く優しい青年がやってきて、
「一度転んで三年ならば、
 何度も転んで長生きすると良い」
と、アドバイスをします。

おじいさんは、
何度も何度も転びに行って、
「これで100年も200年も生きられるわい」と、
すっかり元気を取り戻します。


「病は気から」
「すべては解釈」を学んだ物語


人生に起こる様々な出来事を、
自分の目指す方向・気分に応じて優しく
解釈する機知があれば、何があっても大丈夫。

悲しくつらい出来事にであったとき、
その出来事そのものを変えることはできなくても、
知恵を絞って『気持ち』を
切り変えることができたら、必ず、
明るい未来につながる。

「幸せの秘訣は明るい解釈力」

その解釈力を磨く努力を忘れずに生きたいです。

そして、
おじいさんに素敵な提案ができた青年のように、
私も素敵な知恵を授けてくれる大好きな本や絵本を、たくさん紹介できる本屋さんでありたいです。

次回は1月30日(月)に開催します。

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