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「いま、あなたに必要なのは答えじゃない。問いの力だ。」著者 岸良祐司さん を読んで

1.はじめに


 「問い」についての書評を書きました。ChatGPTに書いてもらいおうと思いましたが、この本は23年2月出版。まだ学習していないので、自分で書きます。問いを立てれば論理的な文章で答えてくれる時代がやってきました。今まではGoogleで該当するサイトをチェックしまとめることから、プロンプトと呼ばれる呪文を唱えば、専門家と同様の答えがまとまってすぐに得られる時代が来ました。
 では、正確な答えを得るためにはどうしたらいいでしょう。ChatGPT使ったことがある人は、ググるみたいに要望する答えが得られないので、ChatGPTって使えないなと思った人もいると思います。いや、それは早計で、ChatGPTにはきちんと前提や条件をしっかりと伝えてあげないと、理解できず答えられないのです。AI(Artificial Intelligence:人工知能)の話題が毎日ネットで流れる中、焦燥感や不安を感じる人もいるかもしれません。しかも、使えば使うほど、その賢さに驚き、私も不安になりました。ただ、ふと考えたんです。最初の問いは、ChatGPTには、できないのではないか、Google検索も同じです。
 人間ができること、人にしかできないこと、それが「問い」を立てることなのではないかと。では、その問いを立てるにはどうしたらいいか、今一度学びたいと思ったのがこの本です。kindle unlimitedに入っている方は、無料で読めます。今回の本のリンクはこちら(Amazon link)です。
ただ、この書評の書き方は、ChatGPTに教えてもらいました。

1.専門的な用語や技術用語を避け、普段使っている言葉で書くことが大切。
2.構成を序文、概要、評価、結論の4つの部分で区別します。
3. 具体例を挙げることで、読者により深く理解してもらえます。
4.自分の意見を主張する場、適切な根拠や理由を示すことが大切です。

ChatGPT「Q.読者が読みやすい、書評の書き方を示してください。」

2.書籍概要

 この本は、「問いの力」から始まり、「悪い問い」、「良い問い」と続き、最後に「成長つづける目標設定」となります。

行動と前提が重なって、結果が起こっている。アリとキリギリスの話で、「キリギリスは夏の間遊んでいる(行動)」と「冬は食べ物が食べれない(前提)」で、「冬になると食べ物がない(結果)」となるが、この前提を問いに変え、「冬にも食べ物が取れるようにはどうしたらいいのか」と問いを立てると、ブレークスルーを起こすイノベーションが生まれる。

「問いの力」Prologue 岸良 裕司 著

このように、ブレークスルーを起こす問いの力が理解できたでしょうか?
では、「悪い問い」、「良い問い」とは何でしょうか? そのためには、問題を正確に定義することが大事であると述べています。

「望ましくない現象は何か?」(現状を問う)
「望ましい現象は何か?」(目標を問う)
「望ましくない現象と望ましい現象とのギャップが問題ですよね?」
(問題を定義する問い)
良い問いを作る手順としては、
「目標は何か?」
「目標を達成するためには何をしたらいいか?」
失敗した時の選択肢
「なぜうまくいかなかったんだろう」
「どういう状態になったらいいんだろう?」
「なぜ…」は、「悪い問い」の典型、目標を明確にしていないこと、自分に向けると自分を責めることになりかねず、変えられない過去に問いかけていること。「どういう…」は変えられる未来の扉を開くことを可能にする。

「問いの力」Chapter1&2 岸良 裕司 著

これで、良い問いが作れそうですね。
なぜの質問は、人に対して向けると悪い問いになる、私自身も気をつけたいです。トヨタのなぜなぜの対象は必ずモノやプロセスに向いています。
良い問いができたら、次は正解をつくることが大事となるそうです。

「これをすると何が起きるか?」
やったことに対して起こるのは、次の3種類の結果しかない。
 ・思った通りの結果
 ・思ったよりも悪い結果
 ・思ったよりも良い結果
目標通りの結果が出たら正解とわかる。
「思ったようにいかない結果」を一般的に「失敗」というが、「思った通りの結果」とギャップがあり、大きな学びがある。失敗は学びの源泉。

「問いの力」Chapter 3 岸良 裕司 著

では、成長しつづけるための目標設定はどうしたらいいのでしょうか?

ゴールドラット家に伝わる子育ての家訓は
「あなたの人生の目標は何か?」
この問いは充実した人生を送るためのおまじないのようなもの。
では、この人生の目標を考えるための3つの問いは?
・「重大な望ましくない現象は何か?」
・「どういう状態になればスゴイと思えるか?」
・「スゴイと思える状態を一言で言うと?」
この目標は生涯達成できそうもないほど高い目標を設定するといい。

「問いの力」Chapter 4 岸良 裕司 著

問いの力が必要なことをご理解いただけたと思います。では、次に、この書籍の内容について、私の具体的な事例を示します。

3.具体例

 私の目標「人生の目標」とは、個人のパーパスと一致しています。個人のパーパスでは「成長と感謝のあるつながりをつくり、幸せでハッピーな日本を実現する。」でしたが、今回のこの本を読んで、具体的な手段が欠けていることに気づきました。その手段とは、『問いを通じて』を加えたいです。私の幸せな職場への実践として、ストレングスファインダーやパーパス発掘、マインドフルネスがありますが、いずれも問いがベースになっています。
 ・「あなたの強みは?」
 ・「あなたの価値観や社会的意義は?」
 ・「あなたは今ここにいますか?」
いずれも問いから始まっています。問いを立てることから始まるのです。
だからこそ、その問いは適切に立てねばならないと思いました。
人生の目標のための先の3つの問いに答えると、
 ・重大な望ましくない現象:この長年、元気のない日本
 ・どういう状態になればスゴイか:私の問いで日本人が元気になる
 ・スゴイ状態を一言で:幸せでハッピーな日本
ここから、私の人生の目標は、
「問いを立ることを通じて、幸せでハッピーな日本を実現する」
となるわけです。日本がハッピーになったら、その次のターゲットは世界
に置き換わったらもっといいなと思います。ストレングスの1位が最上志向の私の目標は大きすぎて、私の人生だけでは実現するのは難しそうですね。

4.さいごに

 この本は、問いの力が必要なこと、そのためにはまず、人生の目標を立てることが必要なことを教えてくれます。あなたの人生の目標は、もちろん、他人も、ChatGPTなどのAIは、教えてくれません。自分の人生の目標を他人に、ましてやAIに決めてもらいたくはないと思います。なぜなら、多数のデータを積み重ね、全員に対する最適解を吐き出すAI、AIに一番足りないのは、多様な個人一人ひとりに対するです。AIと書いておきながら、肝心の愛(ai)が無いのは皮肉なものです。とはいえ、今後AIを活用しないのは、難しいでしょう。では、AIを最大限に利用して、あなたの人生を充実させたいと思いませんか?問いを立てることが、今、人間に求められています。
では、あなたも、その第一歩、次の問いに答えてみましょう。
「あなたの人生の目標は何ですか?」
この機会に考えてみませんか?

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