ホワイト企業でもうつ病になる5つの理由と休職するとどうなってしまうか
僕はホワイト企業に務めています。
ホワイト企業ランキング常連なので間違いありません。
残業代もきちんと払われますし、有給休暇も取れます。
それでも僕はうつ病を患い、休職をしています。
うつ病の原因は、個人の性格や特徴によって異なります。
今回は僕がホワイト企業でうつ病になってしまった理由と休職した結果どうなってしまったかをまとめていきます。
うつ病とは
うつ病は、気分が強く落ち込み憂うつになる、やる気が出ないなどの精神的な症状のほか、眠れない、疲れやすい、体がだるいといった身体的な症状が現れることのある病気
引用:https://www.smilenavigator.jp/utsu/about/
僕の場合は、慢性的な頭痛で時々立てなくなることもありました。
うつ病のメカニズム
実はうつ病の原因は明らかになっていないそうです。
有力な説は、セロトニンやドーパミンといった脳内ホルモンのバランスが崩れ、精神の不調を起こすというものですが、腸内環境の乱れなどによりサイトカインという炎症性の物質が分泌され脳の機能に影響を与えるという説もあります。
とりあえず、普段の人間関係のストレスや、食事や睡眠の乱れによる不健康により引き起こされていると言えると思います。
自分がうつ病かどうかどうやって判断するか
一番辛いのは、医者はうつ病かどうか断定してくれないことです。
「仕事がこんなに大変で、頭痛がして、何をするにも不安で寝れなくて、、」
こんなふうに話すと、医者はおそらく「それは大変でしたね。それで、あなたはどうしたいですか?」こう聞いてきます。
医者としても、その人の精神状態が良かれ悪かれ"休みたい"のか"働きたい"のか
それによっても診断は変わってきます。
僕はバカ真面目なので、「休みたい」が言えませんでした。
でもそれだと、睡眠薬を処方されます。
ある意味、自分がうつ病がどうかは自分で判断しなければなりません。
医者は「あなたはうつ病なんだから会社を休んだ方がいい」とは言ってくれません。勇気を持って「休みたい」と言うしかないです。
そうすれば診断書を出してくれます。
心療内科によって、心理テストや脳波を測ることも出来るようですし、真摯に向き合ってくれるところもあると思います。むしろ教えて欲しいです。
でも、「心療内科は診断書を出してくれるところ」このくらいに思っていた方が気楽になると個人的には思います。
ホワイト企業でうつ病になった理由
一般的にブラック企業の酷い労働環境の中で、精神が削られてうつ病になるというイメージがあると思いますが、思い返してみて辛かったなと思うことを挙げます。
"ホワイト企業=仕事が楽"ではない
ホワイト企業のイメージって、残業が少ない。有給がちゃんと取れる。
こんな感じですよね。
でも、これってつまり、短い時間で高い成果を上げる。ということなんですよね。仕事は終わっていないのに、早く帰れと言われる。仕事は溜まる一方で、ミスも起こる。そうなると結局残業するし、好きな時に有給は取れなくなります。
これ以上楽な環境は無いのではないか
ホワイト企業ランキング上位ですから、ここでだめならどこに行ってもダメ。
もちろんそうとは限らないと分かっていてもいざ転職を考えたときに、大きな足枷となります。逃げ場がないというのは心理的にかなり不安になります。
やりたい仕事でも無いのにホワイト企業だから続けてきてしまった
やりたいことを仕事にできている人は少ないと思います。
でも上にも書いた通り、ホワイト企業というだけで転職のハードルは高いです。
いくら労働時間が短くても自分にとってきつい仕事であれば大きなストレスとなってしまいます。
昇進によるメリットが感じられない
僕にとって仕事は、お金を稼ぐことが1番の目的です。
残業代をしっかり払うホワイト企業では、短時間で仕事をやり切る課長より、だらだらと残業する係長の方が稼げてしまう現象が発生します。
これはモチベーションを下げる大きな原因です。何のために仕事を頑張っているのか、つまらなそうな顔をしながら必死で仕事をしている課長を見ているとわからなくなりました。
(課長は上からの命令で残業時間を減らさなきゃいけないので仕事を持ち帰り)
性格的な問題
生真面目、完璧主義、自分に厳しい、凝り性、気を遣う、こんな性格の人はうつ病になりやすいと言われています。
僕は、不安症で物事を完璧に進めないと不安になってしまい、他人にも文句を言われたく無いので気を遣っていました。
こういう人って見えない誰か(自分自身が作り出した敵)と戦っているんですよね。
今になって冷静に考えるとそうですが、渦中では中々気づけないんですよね。
休職したらどうなったか
給料が下がり、多分昇進が遠のき、関係者と気まずくなりました。家族や友人に言いづらいのもあります。
その代わり時間ができました。休職なので給料も出ます。会社の制度によりますが、会社から出ない場合は国から傷病手当を貰えます。
お金についてはよほど贅沢をしない限り生きていけます。学生の時のように課題もありません。人生で初めて24時間好きに使えるようになりました。
実際に休職するまでの流れを記事にしてみましたのでもしよければ読んでみてください。
まとめ
世論や家族、友達の意見もあると思いますが、僕は人生に意味を見出せないくらい辛いなら休職という選択肢を選んでいいと思います。僕はその人を全力で肯定します。時間を手に入れて少しだけ休憩したらいいと思います。
給料が減り、昇進は遠のくかもしれませんが、その会社で昇進することが本当の幸せなのか。僕はNOです。
自分の人生なので自分で決めていいんだと思うんです。
僕は仕事帰りに倒れて駅の医務室に運ばれました。
限界値は人それぞれです。ですが、膨らみ続ける風船はいつか破れます。
破裂するまで待つ必要は無いと思います。
また、まだ休みたくはないけど、毎日辛い人のために、ストレス対処策の一つとして、Google式のメンタルヘルス瞑想についても記事を書きましたので参考にして見てください。
僕自身休職して、いろいろな人と出会い、たくさんのことを学び、挑戦しながらいまは復帰に向けて前向きに生きています。
今ちょっと人体実験で取り組んでいることも記事にしているのでよければ見てください。
気になることなどありましたら是非コメントで聞いてください。
この記事がいつか誰かの助けになりますように。
それでは、また次回もよろしくお願いします。