1年経つの早くない ??
「君たちは時間は無限にあると思っているようだがそれは大間違いだ。この歳になれば分かる」
これは高校の時に数学の教師が口癖のように言っていた言葉だ。確かに当時は本気で時間は無限にあるように感じていた。青春時代真っ只中だった。
しかし最近、確かに昔よりも1年が過ぎるのが年々早く感じる。今年だってもう10月になる。もう1年の3/4が終わったことになる。早い ! 早すぎる !!
この感覚に陥るのには一応の理由があるらしい。
例えば1歳児にとっての1年は人生の「全て」であるのに対し、30歳の人にとっての1年はその人の人生の「30分の1」でしかない。したがって年を取れば取るほど分母が大きくなりより短く感じるというのだ。
まぁなるほどという感じかな。
逆の例で言うと犬の時間感覚もそうらしい。仮に犬の平均寿命が15歳、人の平均寿命が75歳だとすると、人の1日は犬にとっての5日分に相当する。
なので毎日お散歩に連れて行ってもらっている犬がたまたま1日だけ連れて行ってもらえなかったとしたら、5日間も連れて行ってもらえていないような感覚に陥り、ストレスを感じてしまう犬もいるという。
こうして考えていくと、何だか未来というものが僕たちにとってどんどん味気く、希望のない世界のように思えてきてしまう。
そこで僕が昨年12月から始めたのがこの「note」という文章投稿サイトだ。つまり、人は新鮮なものに数多く出会うほど月日が経つのがより長く感じられるらしいのだ。ここは重要な点である。
自分で文章を書くことはもちろん、他の人が書いた記事を読む際にも様々な感動、感激、共感がある。
企画や掲示板活動をしていく中でも新たな人や記事との出会いがたくさんあって面白い。
僕は決して小説家のような巧みな比喩や緻密な心理描写を用いた文章は書けない。その分、読んでいただいた方にとって読みやすく内容の分かりやすい文章を心がけて書いていきたいと日々、思っている。
人生は有限だ。高校の時に数学教師が言っていたように時間は決して無限に存在するものではない。
毎日を無駄にしないため、僕は子供のようなまっさらな気持ちで書き、そして読む。交流を楽しむ。
全てがキラキラと眩しかったあの頃のように。
今年ももうあと3ヶ月ではあるが、今年こそ、「長い1年だった」と言って終わりたい。