おてつたび体験記~徳島県鳴門市「なると金時」収穫作業【お仕事編】
こんにちは!七年の海です。
今回は、先日参加した【おてつたび「なると金時」収穫作業】について、
体験談をお伝えいたします。
場所は徳島県鳴門市。期間は、7月22日~8月5日の2週間。
私が、「おてつたび」をするのは初めて。農業も初めて。
そして、シェアハウスでの住み込み生活も初めてでした。
初めてづくしの2週間!!
わずか14日間という期間ながら、振り返ってみると、
2か月くらいの厚みがありました。
それぐらい、出会いや新鮮な気づき、感動が多かったな~^^
★注意事項★
今回掲載している写真の撮影およびブログ等SNSでの掲載について、
受入先である株式会社ヤマキファームの農場主(社長)である林様、
おてつたび担当窓口である鳴門市役所の方から許可を得ております。
本文および文中の写真は、著者の許可なく、無断転載・複製・ネットへの
アップロードは禁止です。
「おてつたび」とは??
おてつたびは、「お手伝いをしながら、知らない地域を旅する」をコンセプトにした、新しいお仕事体験アプリ。日本各地の「お困りごと」をお手伝いすることで関わり、お給料を得ながら旅をすることができる。
これぞ、令和ならではの、新しい旅のカタチなのでは??
ちなみに、おてつたびを知るきっかけとなったのは、
noteでフォローしているほの香さん(地方創生ライター)。
こんなつぶやきを見て、おてつたびってなんだろう??って。
それから、調べているうちに興味が湧いてきた、という感じ^^
ほの香さんには、本当に感謝です。いつもありがとうございます!!
お手伝いを通して地域の方たちと直に関わるなかで、
人口減少や高齢化問題、限界集落、人手不足、地域の過疎化など、
さまざまな地域課題の一端に触れることになります。
将来的に、その土地で起業や移住することまで視野に入れた、
地方創生や地域活性化をテーマにしているところが大きな特徴。
総務省所管「地域おこし協力隊」の体験版のような感じでしょうか。
まあ、そこまで大きく構えなくても(笑)気軽に参加できるのがいい。
あくまで「お手伝い」なので短期アルバイト。
ただし、最低賃金以上は給与が支払われます。
大きな特長として、
・宿泊場所を用意してもらえること
・食事(まかない)が付く場合があること(旅館、ホテルなど)
宿泊代・食事代を節約できる。これは、旅費のなかでも大きいですよね。
ただし、交通費は自己負担となります。
・就業時間がフルタイムよりも少ない時間となっていること(例外あり)
おてつたびでは、地域を観光し、地域の方たちと触れ合うこと、そして、SNS等でその地域の魅力発信することを推奨しています。
そうした時間をきちんと確保するため、
余暇の時間が少し多めに設定されているようです。
このあたりも、おてつたびならではだと思いますね。
情報量の多さ
一般的な求人情報だと、いわゆる「労働条件通知書」に書いてあるような
就業期間、場所、従事する仕事内容、就業時間や休憩時間、時給、社会保険等の情報だけ。なかなか、職場のイメージがしにくいもの。
アプリで簡単に操作でき、全体的に見やすいレイアウトになっています。
写真やレビューもあり、お仕事をしているイメージが膨らみます。
主な掲載内容を書き出してみると・・・
・具体的な日程、合計賃金
・「おてつたび先の方々」担当者の顔写真、コメントあり
・おてつたび先の環境・雰囲気が項目ごとに指標化されていて分かりやすい
・「おてつたび募集の背景」でおてつたび掲載のきっかけが見えてくる
ちなみに、私は「将来田舎暮らしを考えている方、農ある暮らしにあこがれている方、鳴門にまだ来たことがない方にはぜひ参加してください。」
という説明に強く惹かれました。
・ユニークなのが、寝床の写真が見られること^^
今回は大学の職員宿舎でのシェアハウス生活。
事前に、お部屋の様子を見られるのは、とても珍しいのでは??
・貸出可能な備品、必要な持ち物・服装・身だしなみ、寝床から徒歩20分圏内にあるものなど、かなり詳細な情報が掲載。
・「おてつたび参加者レビュー」がレーダーチャートで指標化
参加者コメントの掲載もあり、さらに具体的なイメージがしやすい。
以上を読み進めるだけでも、大まかな生活イメージを持つことができる。
初めての方でも敷居が低くなりますよね。
こうしたことも、私がチャレンジできた大きな理由ですね。
特に良かったこと
・履歴書に書くような、写真や自己紹介、志望動機、得意分野、趣味、職歴、学歴、資格、実務経験などネット上で簡単入力!
わざわざ、手書きの履歴書を書く必要がない。
写真もデータをアップロードするだけでOK!
一度作成してしまえばずっと使えるので、繰り返しおてつたびを利用する方には便利ですね~
・勤怠管理をアプリで行う
自分で毎日、就業時間や休憩時間、出勤・休日の有無について入力します。
入力後、受入先で内容を確認し「確定済」となる。「確定済」となると給与が計算され表示されるので把握しやすい。なお、給与の支払いは月締め、翌月末支払い。指定口座への振り込みです。
マイナス面として
・募集定員が5,6人程度以下と少人数が多い
・掲載から1週間程度で募集終了となってしまうこともしばしば
・宿泊費、食費(例外あり)の自己負担はないが、交通費は自己負担
・地方の受入先が多いので、現地での移動手段として自動車がないと不便な場所も多い(自転車を貸出ししてくれるところが多い)
・最低賃金ぎりぎりの給与のため、あまり稼げない
・全国各地の募集が掲載されているわけではない(募集のない県あり)
おてつたびは2018年に設立された新しい会社。ですが、
年々、掲載件数は多くなっていると思いますから、今後に期待大ですね!
「これ、いいな!」と思ったら、なるべく早く(できればその日のうち!)応募することを強くおススメします!
参考になるかわかりませんが、私のレビューも掲載しますね。
応募のきっかけ
応募したきっかけは、4月から始めた四国八十八か所巡り。
お遍路さんですね。
実は、四国に来るのも、お遍路さんをするのも初めて。
全く友だちも親戚もいない土地で、初めてできた友だちが徳島の人でした。
その友だちが運営しているシェアハウスに宿泊するうちにすっかり仲良くなって、地元の方を紹介してもらえるように。新しい友だちが増えたのです!
徳島の友だち「今度、鳴門へ遊びに行きたいね。ドイツ館とか渦潮、大塚国際美術館とかがあって面白いと思うよ」
残念ながら、スケジュールの都合で実現せず。6月に帰省します。
お遍路旅から帰っておてつたびを見ていたところ、
ちょうど、鳴門市「なると金時」収穫おてつたびを見つけて応募。
3日程度で採用の連絡があり、えええ!やったー^^早かったですね~
お遍路旅の道中、四国の方々にいろいろと助けて頂いてて。
四国は「お接待」の文化。旅行者含め、異邦人へのおもてなしはごく自然なことと聞いたことがあります。親切な人柄に随分助けて頂いたのです。
四国の方たちへ、なにか恩返しをしたい。
そういう思いもあり、少しでも地域へ貢献したいなと思っていました。
なので、正直なところ、農業のこと、さつまいものこと、なると金時のことはほとんど知りませんでした。名前を聞いたことがある程度。
今思うと、30代も後半なので、
もう少し勉強しておいてもよかったかも・・・恥ずかしい笑
ですが、先入観ゼロ、事前情報ほぼゼロ。
いわば、ぶっつけ本番!というのもまた、若者らしくて
面白そうじゃないですか!!?笑
普段、いろいろ考えてしまってフットワークの重たい私としては、
それくらい思い切って飛び込んでみるくらいがちょうどよかったみたい。
せめて、暑さにもう少し体を慣らしておけばよかったかな~~~笑
お仕事について
鳴門市について
徳島県鳴門市は四国の東端、徳島県の北に位置する人口約5万人の市。
淡路島とは大鳴門橋でつながり、神戸淡路鳴門自動車道が走っています。
隣の松茂町(まつしげちょう)には、徳島阿波おどり空港があります。
県庁所在地・徳島市へ国道11号でつながり、車で約30~40分。
神戸、大阪など阪神地区へアクセスしやすく、まさに四国の玄関口!
鳴門といえば、「うずしお」!
鳴門市の市章(シンボルマーク)も、うずしおなんですよ~^^
鳴門の有名企業は、ポカリスエット、オロナミンC、アミノバリューで
お馴染みの大塚製薬工場ですね。これらの商品名は、鳴門総合運動公園の愛称(ネーミング・ライツ)としても使用されています。さすが!!
鳴門市では、「半農半X」による移住促進に力を入れています。
自分のやりたいこと(X)をしながら農業にチャレンジできるという、
これまでの都会生活にはない新しい暮らし方を提案されています。
移住による起業を支援する取り組みもあるそうですよ。
鳴門市の名産品「なると金時」というさつまいもの収穫や梱包・発送作業、草刈りなどが主なお仕事。なお、鳴門市里浦のJA里浦ファームでは、
なると金時をブランド化した「里むすめ」を全国へ売り出しています。
今回の参加者は6名。男性4名、女性2名。
20代3名、30代・40代3名でした。
受入れ農家さんは5か所。おてつたび2日目に農家さんが発表されます。
(おてつたび初日はお仕事なし。市役所の人が市内観光してくれました)
私は、株式会社ヤマキファームという農家さんでした。
ヤマキファームについて
ヤマキファームさんでは、里むすめをはじめ、紅あずま、紅はるか、紅芋など5,6種類のおいもを栽培しています。ユニークなのが、収穫後、巨大な冷蔵施設で約90日間程度の長期熟成をしていること。
独自のブランド「SATOURAGOLD」(里浦ゴールド)として長期熟成のおいもを出荷していて、「本物の焼き芋」を食べてもらいたい!という思いから、なんと、2023年10月、焼き芋専門店「IMOYA YAMAKI」を開業!
さつまいも好きには、たまらないお店に違いない!
この専門店で、一番美味しいおいもが食べられるのは、10月になってから。7月からおいもの収穫が始まって、最初に長期熟成が完了した、
いわば「ハツモノ」を口にできるのが10月前半までとのこと。
私も、秋になったら、是非、「本物の焼き芋」を食べたいですね^^
なお、受入れ農家さんによって、
作業時間や作業内容に多少の違いがあるようです。
今回の記事は、あくまで、私の体験した一例となります。
主な作業内容について
作業時間は、朝6~10時の4時間。朝、早いです!
猛暑厳しい時期。なので、就業時間は比較的涼しい時間帯となっています。
毎朝、日の出を見ながら自転車を漕ぐ。なんとも清々しい気分~~~^^
鳴門市里浦町は沿岸部にあり、紀伊水道から海風が吹き付ける場所。
年中通して風のある土地柄で、海岸から約3キロにある鳴門駅でも、
夕方になると涼しい海風が吹いてきます。おそらく、市中心部を南へ流れる撫養川(むやがわ)を風が抜けていくからだと思います。
夜になると、湿気はありますが、気温が下がって涼しかったな~~~
さつまいもを収穫するにあたって、まずは、ツルを引っこ抜きます。
それから、畑の畝(うね)に捲かれている黒色のビニールマルチ(単にマルチと呼ぶ)を取り外していきます。
畝の長さは50mプールよりも長かった!(と思う)
正確には不明ですが、100mある列もあったと思います。
ひたすら、延々と手作業でやっていくので、
果てしない感、ありますね笑
畑の土(土といっても砂地)が露になったら、芋堀機が入って収穫開始!
この機械、「ポテカルゴ」といいます。ポテト+エスカルゴらしいですよ。
愛称かと思ったら、れっきとした製品名なんです!
ちょっと面白いですよね~笑
初めて見る機械に興味津々!
私は、一度だけポテカルゴに乗せてもらいましたよ!
ベルトコンベヤーでおいもが流れてくるのを大きさごとにコンテナへ選別していくのですが、けっこう焦る!!でも、面白かったですよ~^^
ヤマキファームさんは30程度の畑を持っていて、日によって、
別の畑で作業することが多かったです。
7月はまだまだ収穫始めの頃。おいものツルで緑がたくさん。
ヤマキファームさんでは、9月半ばまで収穫作業を行うとのこと。
収穫後の畑には砂しか残りません。
時期が下るにつれて、畑のある一帯はめちゃくちゃ暑くなるそうです!
きっと、砂漠のような暑さなのでしょうね・・・汗
ポテカルゴが作業するスペースを確保するため、最初に、手作業でおいもを収穫する必要があります。いわば、先発隊。
私は主に、この先発隊のお仕事をこなしていましたよ。
砂地にしゃがんで(あるいは座って)、
一つ一つ丁寧においもを掘り出していきます。
この時期のサツマイモは皮が薄くて、
ちょっとでも手を滑らせてしまうとすぐに傷が付いてしまう。
それぐらい、繊細な農作物なんです。
当然、傷が付くと商品価値は下がってしまいます。
なんとか、傷をつけないようにと頑張りましたが、
やってしまったときはショックで・・・
最初は、泣きそうになりました。。。
「最初は誰でも失敗してしまうんよ~」って阿波弁で
優しくフォローしてもらったり。。。
上手に掘り出すコツは、とにかく、慣れること。
最後まで、掘り出すことが難しかったですね。
こうした外仕事はだいたい2時間ぐらいで終了。
残りは、倉庫の一角でおいものひげ根を取り除く作業になります。
確か、「中仕事」と言っていましたね。
風通しの良い日陰で。
時折、海風がさぁ~って吹き抜けていって、涼しい~~~最高だった^^
手元だけを黙々と動かすから、次第に眠くなってきて・・・zzz(コラw)
4時間というのは、けっこうあっという間。
初めてのおてつたび、初めての農作業で不安もあって、
比較的短い時間で安心しました。体力的にも、助かりました笑
ヤマキファームならではの作業風景
ヤマキファームさんならでは、と言えば、
外国人アルバイトの方たちがいたこと!
ネパール、セーシェル諸島、ウズベキスタンから。総勢5名。
いつも全員がいるわけではないみたい。
ですが、皆さん全員とお話しできて、仲良くさせてもらいました!
あいにく、彼らは日本語が少し話せる程度。基本、会話は英語。
日本滞在歴は1~2年程度みたい。
みんな、日本語難しいね!って言ってました笑
私は英語がほぼ喋れないので戸惑うことも多かった・・・汗
でも、彼らの真似をしたりアイコンタクトで教えてくれたり。
"This line"(この列だよ)とか"Here"(こっちだよ!)など、
簡単な英単語で教えてくれて、とても有難かった!!!ありがとう^^
(ただ、ちょっとでも長文になると全然聞き取れず。。。
ポカンとしていることの多い私でした・・・恥)
もちろん、最初は日本人スタッフが仕事のやり方を教えてくれるのですが、
彼らはポテカルゴの作業があるので、ずっと傍にいるわけにはいかない。
自然と、外国人アルバイターと一緒にいる時間が長くなる。
おかげで、多少は中学英語の知識が復活(笑)無事、乗り切りました。
なかでも嬉しかったことは、私の間違いをきちんと指摘してくれたこと。
彼らはちゃんと私のことも見ていて、
"No!"の後、ジェスチャーで正しいやり方を伝えてくれました。
正直びっくりしました。知らん顔することもできるのに。
仲間外れにしたり意地悪をしたり、そういうことは全くなかった。
彼らは周りをよく見ていて、
自分の持ち場が終わってもボーっと突っ立っていることはなく、
人手の足りないところへさっとサポートに入ってくれる。
日本人は「空気を読む」と言いますが、まさにそんな感じ。
けっこう、アイコンタクトで応えてくれて、とても嬉しかったな~~~^^
1週間も経つと、彼らのなかでも、
苦手というかあまり好きではない作業のあることも分かってきます。
でも、手を抜く、サボるとか、そういう考えはないと判る。
だからといってせかせか殺伐としていることはなく、
時に冗談を言ったりしながらも、黙々と作業していました。
仕事ぶりは真面目。だけど、休むときはきちんと休む。
どこか牧歌的なところもあって、英語での会話が苦手な私でも、
すんなり輪の中に入ることができました。よかったよかった~^^
ネパール語で友だちのことを”साथीहरू”(サーティー)というそうです。
みんなが「もちろん、あなたもサーティーですよ」って言ってくれたこと。
一番の思い出になりました。きっと、一生忘れないことでしょう。。。
説明が前後しましたが、もちろん、日本人スタッフもいますよ~!
ヤマキファームさんの従業員は5、6人程度。
社長ご夫妻、息子さん・娘さん、息子さんのご友人、ご近所のベテラン農家さんという構成。基本的には、家族経営。
息子さん・娘さんは10代~20代と若い!
平均年齢38歳ぐらい。農家としては、やはり若い人が多い。
若者の存在はより親近感を感じますし、なにより、
若い後継ぎの方がいること自体に大きな可能性や希望を感じました。
これからも、応援したい!
普通、「農家さん」というと、
70代、80代のおじいさん・おばあさん、
その息子さん夫婦(息子さんも60代だったりと高齢)という家族経営。
そして、少人数で行っているイメージ。
ですが、ここは、アルバイト含め10人程度が働いている株式会社。
私のなかで、農業への認識が広がって、大変新鮮でした。
あまり詳しくは書けないのですが、
日本人スタッフのなかでも、多くの時間を、
社長さんのお嬢様・みゆさんとお仕事をさせて頂きました。
若いのにしっかりしていて、英語ペラペラ!
ちょっぴり虫が苦手な可愛らしい女性。
仕事のコツを、たくさん教えて頂きました。
今頃は、アメリカの大学で農業を勉強されていることでしょう!
すごいな~~~!スケール感が違う。
大きな夢(野望w)を抱いているみゆさん。益々のご活躍を祈っています!
いろいろお話を聞かせて頂いたのですが、ご本人の許可を頂いていないので、ご紹介だけとします。ありがとうございました!また、お会いしたい^^
熱中症対策について
早朝であっても、外仕事をしていると、やはり体温が上昇してきます。
今年は、例年にない猛暑。特に熱中症の対策は重要です!
以下、私の熱中症対策を列挙しておきます。どうぞ、ご参考までに。
◇クールネックを3本持参◇
前日までに冷蔵庫で冷やしておき、常時、交換できるようにした。
首元が冷えると、体温上昇を少しでも抑えることができる。
これは、本当にヒット商品ですね^^
◇水筒を2本持参。水分補給は本当に大事!◇
350mlを1本持参していたが、初日で足らないことに気付く。
市内のドラッグストアで500mlのものを購入(1,300円程度)。
中身は、ポカリスエットの氷水。
一度、畑に出てしまうと近くに自動販売機はない【重要】
私は喉が渇きやすいので、多めに水分を準備して正解だった。
◇ドラッグストアで熱中症対策グッズを購入◇
塩タブレット、粉末タイプのポカリスエット、OS-I(経口補水液)のペットボトル500mlおよびゼリータイプ、保冷剤、叩けば冷却できる瞬間冷却剤などなど。なお、幸い、瞬間冷却材を使用することはなかった。
塩タブレットは、外国人やみゆさんにもあげました。
「あ~、なんか餌付けしとる~」って息子さんに笑われたりw
◇日焼け対策も万全!◇
UVカットのアームカバー(冷感タイプ)、作業帽子、長袖・長ズボンを着用。腕、首、顔には、しっかり日焼け止めクリームを塗布。
特に、アームカバーは砂から腕を守る役目も果たして、一石二鳥!
虫除け成分の含まれるクリームを使用していたわけではなかったが、
幸い、あまり虫刺されになることはなかった。
私が使用していたクリームは、花王「ビオレUVアクアリッチローション」。塗りやすい液状タイプ。
◇それでも、やっぱり最初の2,3日は熱中症的な症状になった◇
普段、農作業はもちろん、スポーツなど外で活動することのない私。
お仕事当初、あまりの暑さで水分補給をしても体温上昇を抑えきれず、
途中から頭痛が!次第に具合が悪くなってしまったが、とりあえず、
作業に支障をきたすことはなかった。今思うと、軽い熱中症でしょう。
ですが、無理は禁物です!!
10時に仕事が終わり、宿舎に戻ってから、OS-Iのゼリータイプ摂取。
しっかり冷房を利かせて、昼寝をしてゆっくり休養。
幸い、2~3時間程度で体調回復。
かつて、役所で道路工事の部署にいたときの経験が活きました。
炎天下、土方仕事や除草作業を行っていたときに教えられたこと↓
・面倒くさがらず、日焼け止めクリームをしっかり塗ること
・いざというときは、OS-Iのゼリーを摂取すること
・首元や脇の下など、リンパ節をクーリッシュで冷やすこと
「日焼け」は皮膚の炎症。放っておくと、夜になっても皮膚から熱を発散できず、熱中症が進行する原因ともなってしまうそうです。
日焼け止めは、皮膚をガードすること以上に、熱中症対策になる【重要】
OS-Iは軽度から中程度の脱水症状に向けた病者用食品。
特に、ゼリー状のものは、いち早く体内に吸収されます。
点滴と同じ効果があるそうなので、即効性があります。
ただし、OS-1は、緊急時での摂取が基本のようです。
◇畑作業なので、いろいろと虫が出ます◇
アリ、ムカデ、蚊、アブなど。苦手な方は辛いかもしれない。
私は、あまり虫への嫌悪感はなかった。ちょうちょとかでも動じない笑
念のため、液体ムヒアルファを持参。
幸い、ひどい虫刺されになることはなかった。
気になる方は、虫除けスプレーを持参しましょう。
◇服装は、必ず、上下長袖長ズボン◇
役所時代に使っていた作業服を着用。
腕、脚、首など、なるべく肌が露出しないようにしましょう。
宿舎には洗濯機があり、毎日洗濯していたが、農作業の汚れはしつこくて、
備品の洗剤では十分に洗浄しきれませんでした。
私は、作業服を捨てるつもりだったので気にならなかったけれど、
気になる方はご注意を。
口元を覆う農業用フェイスマスクを皆さん使っていましたね。
砂地で粒子が細かいので、風に飛んで目や鼻に粉塵が入る。
ホームセンターやワークマンなどで安く買えるので、あった方がいいかも。
(ただ、私は、最後まで使用しなかった)
なお、作業用シューズと作業用帽子(後頭部全体を覆ってくれるテンガロンハット)、作業用グローブは貸出してくれます。
なかなか情報量が多いですね。今回はここまでにしましょう~^^
次回は、シェアハウスのこと、食事、休みの日の過ごし方など、
生活・観光にスポットを当てて書いてみたいと思います。
少しでもさつまいも掘りや鳴門市のこと、おてつたびのことについて
ご興味がありましたら、是非チャレンジしてみましょう!!!
それでは、また!
つづく
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