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星と鳥と風たち

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2024年6月の記事一覧

 星と鳥と風15~星と鳥2

誰が仕組んだ人生なのか?
 これが自分が望んだ未来なのか?
カルマか?
ドラマか?
どっちだっていい
神様がいるのなら
少しばかりの間
応えて欲しい
そして僕らの
生きる様を
ほんのもう少し
見守っていてほしい

私の住んでいる九州は、先日、梅雨入りをした。
これを書いている間も、外では、滝のような雨と、怒り狂った雷が、けたたましく鳴っている。こんな日は、私は、彼女と出会ったあの日を思い出す。

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星と鳥と風~14 釣り先生

私はじいちゃんの車の助手席で、 
これから待っている
【初めての山女魚釣り】
に興奮していた。
車窓から見える山々は紅葉していて
初めて見る渓谷は光を反射してキラキラと
美しく、また、悠々と流れていた。
車は途中林道脇を走りながら
更に山深くへと進む
林道は車が一台やっと通れるほどの幅で
舗装もされておらず、隣は断崖絶壁の渓谷。
土砂崩れや、野生動物、クラックの入った道
更には、ガードレールすらも

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星と鳥と風13~釣り名人

熱い夏が来る前に
せっせと
畑や田んぼを耕して
大地よ今年もどうぞよろしくと
種を撒き
命が命の輪を紡ぐ
恵みの秋となるか否かは
いつも自然の氣のむくままで
雲のように自由に変化する
だからこそ日々を丁寧に
数えられる恵にも感謝して
できた分をありがたくいただく
多くても少なくても
皆んなで分け合って
暮らしを分かち合っていた。

そんな農家の一家の【普通】の営み
だけども何をもって【普通】と呼ぶ

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星と鳥と風12~雨ニモマケズ

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノノ
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人

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星と鳥と風11~鳥と私 1

【そういえば、これは私の愛の物語でもあった】

あの日は記録的な大雨で
おまけに雷がけたたましく山に響いていた。
(絶対近くに2、3発、雷が落ちてたと思う)
当時住んでいた家は山間部で
家の裏はすぐ山で
雷が鳴るたびに
うっそうとした森がハッキリと映し出された。
そんな日に、彼女

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