星野

【星と鳥と風】第二章 更新中。 Instagramもやっています。 質問やフォロー大歓迎です。 よろしくお願いします。 https://www.instagram.com/hoshicho.fugetsu/profilecard/?igsh=MzF4NjFieml6dTg1

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  • 星と鳥と風たち

最近の記事

星と鳥と風~3 青い炎

クマさんと別れた次の日 ガヤガヤした教室の中で ヒロトを探した。 そういえば私は 詩のようなモノ は、書いてはいたが 自分ではそれが 詩とは思ってもいなかった。 ただのスケッチ。 それが絵の人もいれば、音楽の人だっている。 ただそれが、私にとっては、文字だっただけ。 それが見る人によっては 【詩に見えるのか】 私は以前、詩は神様がこの世に落とし込んだ メッセージだと勝手に思っていたので 詩=神聖なモノ の認識でいた。 兎に角 自分が何気なく書いた詩が 曲になるかが

    • 星と鳥と風~2 クマさんに出会った

      クマさんの目からは 今までに感じた事のない圧力を感じていた。 「だかがゲームだと思ってるでしょ?」 「どうせ負けたって、適当な話しでもしとけば このクマは余裕だ。」 って思ってない? (流石クマさん。彼には、人の心を読みとく力があったんじゃないか?と、今更ながらに思う。 それに自分がクマだと、もう受け入れている。 「じゃあ負けた方が、恥ずかしかった話 +何かを奢る。」 「恥ずかしかった話が面白く無かったら さらに追加で何かを奢る。 上限五千円分の賭けにしよう」 と言った

      • 星と鳥と風~1 クマさん

        相も変わらず、中学2年の僕は ダラダラと毎日を過ごしていた。 特べつ何かに興味を持っている訳でもなく 勉強は後ろから数えた方がいいくらいで 運動も中の上、初恋の人にも振られたばかり 全然良いとこ無しの、劣等生だった。 とにかく情熱のような気持ちが欠落していて やりたい事なんて特別無かった。 (今もたまにそういう状態になるが) 教室の窓際を当てがわれた僕には 毎日の西陽が睡眠薬だった。 ベシッ! 「こら!星!お前また寝てるな!来週テストだぞ!また赤点取る気じゃないよな

        • 星と鳥と風~第二章.前書き.Letter1~君が世

          あの日の君に会えるのならば なんとか君は 2024年もちゃんと生きてる としか言いようがない。 とんでもない人生の大波の極みを ギリギリ乗りこなしている1人の男。 そんな所だ。 それに 【死が隣り合わせの人生】 スリル満点だろ? 小心者の君は怖がるかもな? でも、それが君の望んだ 現実だ。 そして その人生の ほんの少し先に僕がいる。 だが 【どうか、これだけは分かってほしい】 君は、君自身が思うよりずっと 強くてタフだ。 それに 君の人生はとてもラッキーだ

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        • 星と鳥と風たち
          23本

        記事

          星と鳥と風~終わりと初まり

          星と鳥と風を ご覧になって下さった 全ての皆様 本当にありがとうございます。 未熟な文章ですが ここまで書き進めてこれたのは 見てくださる皆様のお陰としか 言いようがありません。 感謝しております。 物語は33話をもちまして 一旦、完結 と、させていただきます。 といいますのも 私達はこの作品を 【紙】 という媒体を通して 見ていただきたい。 という気持ちで、只今 【書籍化】 する為のプロジェクトとして 皆で奮闘している最中でございます。 そして その一環で まず

          星と鳥と風~終わりと初まり

          星と鳥と風~33 愛燦燦

          燦々と降り注ぐ太陽に照らされて 七色に輝く小さな破片が 目に留まった。 取り出そうとすると、どうやら破片は 予想していたものより大きかった。 最初は土に覆われていて分からなかったが 沢に降りて水で洗い流すと 見事な水晶が現れた。 それは綺麗にまとまって、山型に形成された 水晶クラスターであった。 私はその水晶を (スピリチュアルマウンテン) と 名付けた そして よく見ると、夫婦の神様の周辺に 沢山の水晶が落ちていることに気がついた。 結局 ものの五分間の間で 20個程の水

          星と鳥と風~33 愛燦燦

          星と鳥と風~32 意思との遭遇

          私は来た道を 悦びに満ちた心で歩いた (水晶は一つも手にしていないが) 自分でした事と言えば 地層の文献を読み漁った事と 車を2時間以上走らせた事 急な崖をよじ登った事 くらいなもので 大した知識もない中で 1日目にしてすぐに その場所に辿り着いた奇跡は 実は 奇跡ではなく 質然だったのだと思える。 風の案内が入る辺りも 私にとって とても 重要な事だったのだろう。 *当たり前でしょ* 人里離れた山奥で 出逢えた喜びにも感謝して 身も心も 軽くなった私は 満足と安堵

          星と鳥と風~32 意思との遭遇

          星と鳥と風~31 意思の中心

          車から降りてみると そこはもうとっくに使われていないであろう 【旧林道】 で 一見水晶など どこにも見受けられない場所だった 見受けられはしなかったが 【ここに確実にある】 という 一ミリの確証もない確信が 私の心の中を渦巻いていた。 私は 林道脇に車を停めて 林道の中を歩いてみることにした。 入り口には 【夫婦の山神様】 が、祀ってあったが 女の神様の石像は倒れ 周りにはゴミが散乱し 杜撰な有様だった。 私は軽くゴミ拾いをして 泥で汚れた盃を 水と手で、簡単に洗い そ

          星と鳥と風~31 意思の中心

          星と鳥と風~30 意思を持つ石

          ある日、私は 鳥と四国に 音楽のツアーに出かけた。 そのツアーは私にとって、今でも とても思い出深い 忘れられない旅となっている。 そこでお世話になった とあるファミリーの大黒柱のS君は ヒマラヤなどで石を買い付けて それをマクラメで編み ペンダントを作って売ったりしている 石屋さんだった。 彼の選ぶ石達は どれも個性豊かであったが 同時に 強烈な 【意志】 を 持っているのが 素人の私でも分かった。 その時期辺りは 私は身体中が非常に敏感になっていて ツアー中に体調が

          星と鳥と風~30 意思を持つ石

          星と鳥と風29~神は細部に宿る2

          私はその手が 【問題の種】 を抜きさるのをハッキリ理解した 痛みはないが、生肉を素手で触る感覚があった。 それが何とも言えない感触で 意識は、音からそちらに 切り替わろうとしていた。 【いいから続けろ】 私はハッとして 言われるままに音楽を流し続けた 【尿道にもあるな】 何故かは分からないが、その手が触れると、そこに腫瘍があるのが分かった。しかも一つだけでは無い。 病院で検査した時も 【転移の可能性も充分にある】 と言われた事があるのを思い出した。 それに過去に私は

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          星と鳥と風29~神は細部に宿る2

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          星と鳥と風28~神は細部に宿る1

          2024年9月8日 まだ残暑の香りが残る晩夏の昼間 私はたった1人、【自病】と向き合っていた。 もう丸2日は食べ物も、飲み物も、喉を通らず 3日前に作ったカレーは不本意ながら コンポスト行きが決定した。 風呂にも入る氣がせず 車で外に出ることすら憚れる (運転中に気を失って、事故をした事が要因だ) 洗面台で、服を脱ぎ、かがみを覗くと 無精髭を生やして、痩けた頬と 痩せ細った見窄らしい身体が写った (一体全体こいつは一体誰なんだ?)

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          星と鳥と風28~神は細部に宿る1

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          星と鳥と風27~ゴリラーマン

          これは犯罪になるので、詳しい内容は書けない。 が たつやはある方法で無限に自販機から、大量のジュースをゲットする事が出来た。 【それをバイクのメットインに入れるだけ入れる】 なんならお釣りまで帰ってくる。 そして原付きに二人乗りで、猛スピードで家に戻る。 実質タダで大量の飲み物をゲットする事ができるが 只の窃盗だ 【良い子は絶対に真似しないでね】 根が真面目な私は、なんだか気が引けて、それっきり、その方法は使わないでいた。 ある日、隼人に 「星!ジュースが無限に取れる

          星と鳥と風27~ゴリラーマン

          星と鳥と風~26 ゴミ処理場

          私の家のすぐ近所に【ゴミ処理場】 があった。 中学生の私達はたまに そのゴミ処理場に遊びに行っていた。 (何でそんな所に遊びに行ってたのかは今だに謎)だが 暇を持て余した田舎の子供の (遊び)だったのだろう。 そもそも ゴミ処理場が 【遊び場】 こんなルーツや親父との関係 ぶっ飛んだ周りとの繋がりなどの影響が 自然と私をパンクやブラックミュージックの世界へと誘ったんだと思っている。 ゴミ処理場には常駐の職員が2人いて (1人は厳しそうな人だった)のだが それともう1人 私

          星と鳥と風~26 ゴミ処理場

          星と鳥と風~25 観覧注意

          この際だから、親父の話をもう少し回想しようと思う。※(えげつない話しなので、観覧注意としておきます。気分が悪くなったら見るのをやめる事をオススメします) が、これが私の 【リアル】 なので、しょうがない。 私が中学2年生になる頃に、親父が 「おい、星、お前自分の部屋が欲しいだろ?」 と言い出した。 実家には離れがあって そこの2階に六畳一間のスペースがあった。 (私はこの部屋が最高に好きだった) そこを親父1人で内装をやってくれて 1人部屋を作ってくれた。 周りは田園し

          星と鳥と風~25 観覧注意

          星と鳥と風~24 カリスマ

          【出る杭は打たれる】 私は幼い頃から活発で 小学校では応援団長をするような子だった。 応援団長をしたかった理由は 【人より長い鉢巻を巻きたかったから】 目立つ事が大好きなお調子者のおバカさん。 そんな所だ。 しかし応援団長になるには クラスでの投票で選ばれるしかなかった事を考えると、まぁまぁ面白い子供ではあったかもしれない。 (テストの点数はカツオ並だ) そんな私だったが、中学に上がると 先輩たちからすぐに呼び出されて 訳のわからない理由でリンチにあった。 【そもそも8

          星と鳥と風~24 カリスマ

          星と鳥と風~23 旅の途中

          高速を飛ばして約1時間半 私は山口のとある陶芸家さんの家に着いた。 大事なお酒を持って、遅れてしまった申し訳なさが残る中お邪魔した。 着くと、広くてよく手入れされた庭で皆んなでBBQをしていた。 遅れてきた僕を快く迎え入れてくれて、沢山のおもてなしをして頂いたのだが、中でも手作りのチーズケーキは絶品だった。(私はチーズが大の苦手なのだが、これは別だ。)そして緊張しいの私だが、何故か心が落ち着く場所と人達で この家の持ち主で陶芸家のRちゃん(男性)は、気さくで親しみやすい人で

          星と鳥と風~23 旅の途中