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初めて心療内科を予約した日のこと

中途覚醒した朝。
体が鉛のように重たい。
日に日に朝は起き上がれなくなってきていて
冷や汗や震え、吐き気も止まらない。

会社に行きたくない、もう行けない。

そんな日が来てしまった。
家族にはずっと相談していた。
とりあえず、家族にもう今日は行けそうにないと伝え、一応休むからと伝えた。

時間になり、怖くて会社に震えながら電話。
吐いていて起き上がれないから
とりあえず2日、休みたいと伝えた。

なんとなく、それで伝わってくれないかなと。

察してください、もう、体が限界なんです。
とぐるぐる頭の中はそればかり。
いっぱいいっぱいだった。
ただ、自分の口からは伝えないと。

でも私は休職したいわけじゃなくて
その時はまだ自分の中で仕事に行ける可能性を、模索していた。

とりあえず土日挟んで2日休ませて貰えたら、
もしかしたら何食わぬ顔でご迷惑おかけしました、と月曜日に出勤できるかも、と。
勇気を出して上司電話した。
でも上司には、全然伝わらなかった。

『いやいや、まずは病院いってからでしょ?
明日も休むならまたあらためてどんな病状かを診断されてからまた明日も連絡して』といわれた。

電話切った直後。
起き上がれなくなり、涙が流れた。
そこで完全にメンタル崩壊…。

今日中に病院へ行けと言われた後。
必死になって病院を探した。
10件以上は電話を手当たり次第かけた。
とにかく心療内科に電話しまくった。
でも初診はどこもいっぱい。
そこはかなり驚いた。
すぐに診て貰えないんだね。
知らなかったー。こんな現状。

カウンセリングの初診予約とれるのは1ヶ月後がほとんどだった。
見通したたず、病院が見つからないことでまた追い込まれてた。

幸か不幸かわからないけど、手当たり次第電話したなかで、明日、初診キャンセル待ちがたまたまでた、という病院があった。

1ヶ月先よりは全然良い。
すがる思いで予約した。
心療内科は初めてで怖かったけど
もうとりあえず予約だけでも…と。

でもその日は電話がまず繋がることで、救われた。
初診行ける予約が出来ただけで
本当に本当にありがたかったのを覚えてる。

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