ヨガの呼吸法『1:2の腹式呼吸』で交感神経を宥め鎮める

私は10年前から、地元の小さなヨガ教室に通っている。
母世代のお姉様方とご一緒に、ゆったりとしたタイプのヨガに取り組んでいる。

ヨガを始めてから、不思議な事に寝付きが良くなり、初潮から続いていた月経不順が治った。

ヨガと出会う前は、布団に入っても色々と考えが浮かんで、気持ちが落ち着かず、寝付くのに1時間はかかるのが普通だった。

しかし、ヨガと出合い、ヨガの『1:2の腹式呼吸』を覚え実践すると、5分〜10分ほどでスーッと寝付けるようになった。

月経不順がどうして治ったかは疑問だが、月経が定期的になった時期とヨガを始めた時期が合致するので、ヨガが私に何らかの作用を与えてくれたに間違いないと私は信じている。

ヨガの呼吸法はいくつかあるが、その中でも『1:2の腹式呼吸』は効果が実感でき、オススメの呼吸法である。

『1:2の腹式呼吸』を行うと、高ぶっていた交感神経が鎮まり、副交感神経が優位になる。
すると、早くなっていた脈が穏やかになり、呼吸が楽になり、気持ちが落ち着く。

私がヨガと出会ったのは、最初のバセドウ病が寛解した後だったが、今回の再発で、激しい頻脈に襲われた時、意識して『1:2の腹式呼吸』を実践してきた。

すると期待通り、激しい頻脈がいくらか落ち着き、息苦しさも軽減した。

甲状腺ホルモンは、交感神経を刺激し、動悸、体重減少、指の震え、暑がり、汗かきなどの症状を引き起こす。

その他、疲れやすい、軟便・下痢、筋力低下、精神的なイライラや落ち着きのなさが生じることもある。

甲状腺の暴走を鎮め、甲状腺ホルモンの分泌を抑えるためには、抗甲状腺薬やヨウ化カリウム丸等の薬物療法が欠かせないが、生活の要所要所に『1:2の腹式呼吸』を組み込む事で、甲状腺ホルモンによって刺激された交感神経が少し鎮められ、いくらか楽になるのではないかと思う。

私は、就寝時のみならず、脈が上がって来た時や息苦しさを感じた時に『1:2の腹式呼吸』を実践し、交感神経を宥め鎮めている。

そうすることで、心身が楽ななることを実感している。

下記の “私が参考にした
記事” ③のページでは“ももを後ろにひいて骨盤を立てる”ポーズを紹介しているが、このポーズを決めなくても、自分が楽な姿勢や体勢で良いと思う。

私は、家事をしながら、テレビを見ながら、スマホを打ちながら、必要を感じた時に『1:2の腹式呼吸』を実践している。 

私が参考にした記事

①【バセドウ病について】
(一般的社団法人・日本内分泌学会)
http://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=40#:~:text=%E4%BB%A3%E8%AC%9D%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%95%E3%81%A9%E3%82%8B%E7%94%B2%E7%8A%B6%E8%85%BA%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%B3,%E3%81%8C%E7%94%9F%E3%81%98%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82 

②【甲状腺ホルモンは全身の代謝を活性化させる】
(齋藤 淳先生)
https://medicalnote.jp/contents/150707-000013-XCMAOU 

③【1:2の腹式呼吸】
(監修:スタジオ・ヨギー)
※回し者ではありません。https://www.google.com/amp/s/letronc-m.com/79477.amp 

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筆者のバセドウ病闘病歴
2008年:バセドウ病発症→直ちにメルカゾール内服開始/同年:メルカゾール副作用出現→プロパジールに変更/2010年:断薬/2011年:寛解診断/2021年9月:再発にてプロパジール開始/2021年10月:プロパジールの副作用にて無顆粒球症→プロパジール中止しヨウ化カリウム丸単独療法へ変更/2022年1月末:甲状腺全摘出

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