承認欲と金銭欲と没頭欲は分けるべき
成功者を目指すのはタイトルの3つを同時に満たしたいからだ。
YouTuberになれば承認欲も金銭欲も没頭欲も満たされる…!
そう思われがちだから小学生のなりたい職業ランキングにYouTuberはランクインする。
でも現実は違う
仮にYouTuberとして大成できても、この3つのうちどれかを妥協しなくてはいけなくなる。
「好きで仕事にしたはずなのに、苦痛になっていった」
というのはクリエイターなどからよく聞く話。
自分の好きなことと需要が一致するのは非常に珍しいことだ。
なので好きなこと、つまり没頭欲で承認欲や金銭欲を満たせるのは非常にラッキーだ。
だけどそれはほぼほぼないケースだと思う。
最初は没頭欲でお金を稼げても、需要側である客が飽きてきたり、ついていけなくなってきたりする。
その結果、やり方を変えなければいけなくなる。つまり没頭欲を捨てなければいけなくなるのだ。
この場合だと《金銭欲のために没頭欲を犠牲にした》ということになる。
逆にTwitterなどでは承認欲を満たせていたとして、そのうえ金銭欲を満たそうとメンバーシップなどを設立しても、加入してくれる人がいるとは限らない。
そもそもYouTubeを没頭欲でやっていても人は見ないと思う。
視聴者のことは考えずひたすら無編集で数時間の配信を垂れ流す。俺なら見ない。
承認欲や金銭欲があるからこそ、編集をしたりサムネで強い言葉を使ったりと、視聴者の立場に立って研究するのだ。没頭だけでは行けない境地。
自分が好きな事と世の中から求められていること、そして自分が得意なことは違うことがほとんどだ
就活で課題になる自己分析とは、このようなことを指すのだと思う。
芸能人なんかも没頭欲だけで登りつめた感じするけど、大抵は制作側や視聴者側の意向に沿ってキャラを作っている。
金銭欲と承認欲のために没頭欲を捨てた結果がキャラクターなんだ。
放送コードがいい例だ。ありのまま思ったことを差別用語上等で発言していたらクビだろう。
その縛りがある時点で没頭欲を満たすのは無理。
だから他殺説が出るほど意外な芸能人が自殺するんだよね。あの人はそんなことをする人じゃない、って。
放送倫理に縛られている時点でありのままの人間じゃないのよ。
没頭欲は自己中心的になっている状態で満たされるからだ。放送倫理で縛られている状態じゃ没頭できないよ。
結論は題名の通りで、欲をいっぺんに満たすのは辞めた方がいい。
三大欲求でいうと《女体盛りの上で寝る》みたいなもんだよ。
食う時は食って!
ヤる時は体に料理盛らないでヤれ。
そして寝る時はトゥルースリーパーで寝る。
欲の解消方法はこうやって分けるの。
承認されたいならTwitterで嘘松を呟けばいいし、お金が欲しいなら吉野家でバイトすればいいだけ。好きなことで没頭したいなら引きこもってひたすらゲームをすればいいの。
没頭して黙々とゲームプレイしている様子をTwitchで配信して、視聴者増やして広告収入を得ようとするのは上手くいかないからやめときってこと!
それこそYouTuberのキャッチフレーズは「好きなことで生きていく」だ。
たしかに好きなこと(没頭欲)で生きていくことはできる。
だけどお金持ち(金銭欲)になる為には、没頭しっぱなしで視野が狭くなっている状態だと無理じゃないかな…。
でも別の考え方をしてみる。
YouTubeの場合、高評価(承認欲)がそのまま高収入(金銭欲)に繋がるので、没頭欲ひとつなくしても割に合っているのでは?とも思う。
没頭欲はYouTube投稿以外で満たせばいい。
YouTube投稿でしか没頭欲が満たせられないのなら、プライベートで別アカを作ってYouTube投稿をするのがいい。
でもそれだと普段YouTubeに触れまくってるから楽しめないのかな?YouTube投稿に没頭した事ないから分からんけど。
仕事にしたとしても、没頭欲、金銭欲、承認欲が全て満たされている人っているのかな?
漫画家の高橋留美子先生は多分全部満たされている稀有な人だと思うけど…。
漫画家っていう職業もそうだけど、その人が描きたいものと読者が求めているものって大抵違ってそうだよね。
でも高橋先生は自分が描きたいものを描いて、それが全部ヒットしてるからスゲーよな。応援(承認欲)もされるし、印税(金銭欲)もメイウェザーくらいやばそう。
いちばん良い人生だよなぁ。