見出し画像

マウント対策

ナマケモノは天敵から食われる時、脱力をして少しでも痛みを和らげる努力をするらしい。逃げる努力はしない。

人間もこうなればいい。
どうしようもないことで抵抗しても痛みが増すだけ。ならばいっそ脱力をして、相手に煮るなり焼くなり好きにさせればいい。
そうすれば腹が立つこともない。不思議と面白くなるかどうでもよくなる。

周りで成功している人がいるとして、SNSで見せつけられたり、口頭で自慢されたりすると複雑な気持ちになるのはあるあるだろう。
しかし「すげえな」「俺は無理だわ」と諦めて脱力すると、複雑な気持ちもなくなる。
「身長が低い男に人権は無い」
「チー牛でアニオタはキモい」 
「メンタルが弱い」
「顔も汚い」
「オッサンがさあ」
チクチク言葉というのだろうか。色々言われて腹が立ったが「まあ俺キモいしな」「コイツは強者側だからマウントとられても仕方ないか」と、諦めると腹も立たなくなったし、チクチクと刺さらなくなった。
《世界の中心である尊い自分》という認識から《地球に住む1匹の人間》という認識で観察するようになったので、悲観しなくなった。

マウントをとられたら、ナマケモノのように脱力して好き勝手させよう。
痛みは和らぐはずだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?