一部の強者
加藤純一、釈迦、葛葉がストリーマー界隈でトップ3らしい。
あまり配信者界隈に詳しくない僕でもこの3人の名前は知っている。
しかし有名になるのは一部、いやひと握り……いやひとつまみだろう。
世界は狭いというが、それは違う。
世界は広い。
一部の人間の知名度が大き過ぎて、世界が狭いように錯覚しているのだ。
これはどんな業界でもそう。
ストリーマー界隈に限ったことではない。
野球業界では松井秀喜やイチロー、大谷翔平が有名で、知名度があり誰でも認知しているため、世間が狭いように錯覚してしまう。
しかし今一度考えてみて欲しい。日本には1億2000万人いる。広すぎる。
錯覚するな。ほとんどが凡人だ。
YouTubeを見てもTwitterを見てもインスタを見ても、偉業やキラキラしている投稿が目立つため、成功者が多数派に見える。
しかし大抵は有象無象の失敗者なのだ。大して記録も残せない。労働力として搾取されるだけの人生で、ルーティーン化する。
漫画家としてビッグになろうとしていた過去の自分に言い聞かせたい。
先日はテトリスの世界記録を出した少年のニュースが飛び込んで来た。人類史上初らしい。多数派に見えるが、70億分の1とかだと思う。
《主人公》は数人で、ほとんどがモブなのだ。