突然はじまる親の介護!すぐにでも親の介護について考えるべき!
突然始まる親の介護。
介護について事前に親と話し合っている人なんて、ほとんどいないと思います。
実際に私もそうでした。
でも、実際に両親が要介護者になった今、もっと事前にいろいろと話し合っておくべきだったなと後悔しています。
特にお金関係は、親が動けなくなる前に確認しておくべきです。
私の父は、お金を分散させて貯蓄していたので、複数の口座があります。
「通帳がどこにあるのか、銀行印はどれなのか、キャッシュカードの暗証番号は?」
確認しなければいけないことがたくさんあり、今パニック状態です。
現在、入院中で寝たきり状態の父。(意識はあります)
父が動けなくなる前に定期口座などは、解約してもらった方が良かったと今になって後悔しています。
この記事では、突然両親が要介護状態になった私の話を書きたいと思います。
遠方での在宅介護は到底無、施設入居を検討せざるを得ない
私は、現在都内に住んでします。(実家は山梨)
両親が要介護状態になる前は、二人とも理由があって別居していました。
(別に夫婦仲が悪いわけではありません。複雑な事情があったのです。)
母⇒70代で山梨に一人暮らしをしていた、アルツハイマー型認知症、現在要介護2
父⇒80代都内に父の姉と同居していた、パーキンソン病、現在要介護4
どちらが先に要介護状態になったかというと、ほぼ同時でした。
母はアルツハイマー型認知症、父はパーキンソン病でそれぞれ病状も異なります。
それでも母の方が進行が少し早かったのかもしれません。
最初は、山梨で介護サービスを利用しながら、週末に帰省して様子をみたり、ケアマネージャーさんと密に連絡をとりながら過ごしていましたが、一人暮らしをしていると認知症は進行してしまうんですよね・・・
忙しくてしばらく帰省できず、久々に実家へ帰ると家の中がゴミ屋敷!
母の身なりもひどい状態・・・
何日もお風呂に入っていない状態で、体臭が気になるほどに!そして夏場なのにエアコンを使ってなくて、部屋はサウナ状態。
デイサービスには週2回通っていたものの、デイサービスがない日は閉じこもりで、近所の人からも「最近お母さんと話がかみ合わなくなってきたから少し心配よ!」と言われ、「このまま一人で生活させるのは危ない!」と思い、しばらくの間、東京にある私の家に呼び寄せることにしました。
東京と山梨は、近いと思っていましたが、離れた場所での在宅介護はいつか限界がきます。
介護する家族も小さい子どもがいたり、働いていたら頻繁に帰省することも難しいし・・・
兄弟がいて、協力しながら続けられるならいいのかもしれませんが、私は一人っ子なので、頼れる人もいない状態。
しかも、仕事もしているし、第一子が1歳の時にこの状態だったので、育児と親の介護が重なった最悪の状態に・・・
とても、東京⇔山梨の在宅介護なんて無理!
しかも、別居していた父の通院介助もしていたので、精神的にも肉体的にも余裕がありません。
その後、しばらくして父の体調が悪化して入院することに。
もともと歩行器がないと外出できなかった父は、退院後、自宅で生活をするのは厳しいかもしれないと病院から言われ、認知用の母と入居できる施設を探しました。
切羽詰まって探した施設が、私の自宅近くにあるサービス付き高齢者住宅。「サ高住」といわれる施設です。
入居してから3年経ちます。
やっと見つけた施設でしたが、最近父が入院したことにより、もっと手厚いサービスが受けられる有料老人ホームに移ることを検討。
特養も申し込んでいましたが、特養は待機人数が多く、しばらく入居は無理そうです。
両親がサ高住に入居して安心していましたが、状況が変わるとまた施設を変えなければいけないと痛感。
老後は自分の自宅で過ごしたいと思う人は多いかと思います。
昔は、それが当たり前だだったし、自分の親も実際に祖父母を在宅介護していました。
子どもとしても親には、”住み慣れた場所で幸せに残りの人生を過ごしてほしい”という思いもあります。
しかし、親の介護が、自分が働き盛りで、子育て真っ最中の時に始まったら在宅介護なんて無理です。
たとえ、介護サービスを利用しても、介護度が上がると、いずれ限界にきます。
施設入居も視野にいれて考えておかないと、とても対応できません。
自分の親は、まだ大丈夫と思っている人も、いつ始まるかわからないと覚悟しておいた方がいいと思います。
介護が始まる前に確認しておきたい【親の資産】
親の介護を目の当たりにして、痛感しているのは、介護には、お金がものすごくかかるということ。
親を介護施設に入居させるとなると、施設によってはものすごくお金がかかります。
そして、悲惨なのが、入居中に入院した場合。
ダブルでお金がかかります。
私の父が今まさに、この状況です。
施設に入居させたら、安心と思っていても、体調が急変して入院が必要になることも当然ながらあり得ます。
親が元気なうちにお金を話をすることは、気が引けるかもしれません。
できる限り早めに現在の資産を確認した方がいいと思います。
親が寝たきり状態になったからでは、遅いのです。
特に私の父のように複数の口座を持っている場合は、とても面倒です。
可能であれば、親が元気なうちに代理人指定手続きをしてもらった方がいいと思います。
金融機関によっては、委任状があっても本人以外の人では手続きができない場合もあるからです。
私の父は、入院中で寝たきりの状態。
車いすにも乗れないので、窓口に行くことはできません。
こうなる前にお金関係のことをきちんと話し合ったおくべきだったと後悔しています。
また、介護度が上がり、施設に入居せざるを得なくなった場合、親の資産を確認しておかないと、お金のシミュレーションができません。
都心だと、公的施設の特養でも月20万程かかる所もあります。
とても年金だけでは足りません!
当たり前のことですが、年金と資産でどのくらいお金がもつのかを考えなければなりません。
親も高齢になるにつれて、だんだんとお金の管理が難しくなります。
特に認知症の場合は、通帳やカードを頻繁になくしたりするので、ある程度親の資産を早めに把握しておく方がいいと思います。
親は弱みを見せようとしない
親は自分が動けなくなっても、まだまだ自分は元気だと思って無理をする場合があります。子どもには弱みを見せない場合が多いのです。
実家が遠方な方は、親と介護について話し合うことは難しいかと思いますが、いつ始まるかわからない介護の備えて、少しでも、親と話す時間を作ってほしいと思います。
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