「めちゃくちゃ」(詩)
混ざり合えマドラー
相容れない水と油
不可視の悪意が深く刺さって
友人が傷つけられたなら
もう戻れなくなったなら
弔い合戦の開幕だ
生きてきた世界も
過去も
今も
未来も違えば
そもそも
他人ならば
考え方なんてわかんない
混沌とする世の中
非を認めた上で
納得はいかない
理性が尊重したがっても
心は許さず
心の中で
あるいは現実で
めちゃくちゃに殺しあっている
心に住み着いたその精神を
あるいは培ったその肉体を
めちゃくちゃに傷つけあっている
強くなければ生き残れない
弱ければ死んでしまう
そんな感じで
いくら疑問を持っても
根底は覆せず
どうにも出来ないから
めちゃくちゃに
殺しあうしかない
大混戦
結局。
勝てば官軍
疑問。
理性の提唱が
このめちゃくちゃを
落ち着かせるための糸口。