『理想の上司』と『ブラジリアン柔術』
自分の中で『理想像』って持っていますか?
例えばこんな感じでもいいんです。
「親から立派になったと思われたい」
「娘からカッコイイお父さんと言われたい」
「息子から優しくて綺麗なお母さんと思われたい」
「交友関係が広く頼りがいのある存在になりたい」
など。
自分は職業人なので”周囲からどう映っているのか?”を多少なりとも気にしており、歳を重ねるごとに自分なりの理想の上司像としてのイメージがあるので『自分の上司が〇〇だったら?』と考えることがあります。
目上の人からの目線ではなく部下や後輩からの視点に合わせてしまうのは、学生時代からお世辞にも先輩から可愛がられるタイプではなく、むしろ気を遣わない付き合いができる同年代や後輩と楽しんでいたせいもあるだろう。そして、”先輩に気に入られたい”というより”この先輩のようになりたいな”と思う人を慕う性格からだと自己分析する。
年末ということもあり『理想の上司』というテーマについて、個人的な考え方や実践していることを棚卸してみた。
■健康
過去のブログでも書いてますが、お酒を飲まないのも煙草も吸わないのも百害あって一利なしだからやらない。例えば、居酒屋とかで飲み歩いて煙草吸っている姿は理想の上司ではないと思っている。酒も煙草も臭いがあるので周囲の迷惑となり、その場に居る人が良くても家に帰った時にその家族達が良い気分になるか?まで考えてしまう。家に帰って小さい子供が走ってきても「パパくさい~」とか、臭いのついた服の洗濯やクリーニングなど大変だろうなぁ~とか。
酒を飲むことで気分が変調したり、運動や運転が出来ないなど行動の制限も発生する。「シラフじゃできない」とか聞くと、酒の力を借りないと自分で判断して行動できないのか?と思うし、酒の責任にしている無責任発言と捉えてしまう。誰にも迷惑かけずに1人で嗜む分にはいいかと思いますが。
体型については、お腹ポッコリ肥満体型の人と健康的でスマート体型の人から指示された場合、どちらの方が印象いいですか?ってこと。とても簡単な理由だ。
上質なスーツを着ていてもお腹がポッコリ出ていて肌艶も悪ければ自己管理できていないイメージは拭えないし、周囲からはウィークポイントとされる。ハッキリ言ってしまうと「デブ」はダメってこと。
なので、自分を追い込む運動を選択し、その効果は過去のブログで紹介しまくっている。
心身共にと書いている「心」の部分。
閉塞感や様々な理由があってメンタルがやられている人が多い現代社会ですが、情緒不安定とかメンタル系の病気している上司って理想でしょうか?
家族や友人などがそのような状態であれば寄り添いケアすることが必要ですが、今回は『理想の上司』に焦点を置いてます。『気を遣って寄り添ってあげる上司』より『なんでも話せる頼れる上司』の方が良いに決まってます。なので、メンタルを鍛えるだけ。その方法はいくらでも情報が転がっているし、その行動を日々実践できているかどうかである。
納得感を得るためにも目に見える結果として、健康診断では常にオールAを目指し常備薬を必要としない健康的な身体を維持することに努めている。ちなみに、直近の健康診断では血液検査は全て基準値内で問題無し。『健康』って歳を重ねれば重ねるほど同年代と差が開きやすいので、日々の積み重ね次第で余裕で勝てる領域なのだ。いつまでも若々しく健康的でいるための方法は、単純明快である。
『理想の上司』とは、
心身共に健康的であるべき。
■思考
『感情的』よりも『論理的』思考を心掛ける。
・喜怒哀楽が激しく気分屋
・全部仕事を背負いこむ
・嫌われることを恐れ八方美人
・成果主義や仕組み作りが出来ない人
これらは理想の上司ではない。
ダラダラと過去の話しや自慢話、愚痴やネガティブな発言はダメ。むしろ部下や後輩の話しに耳を傾け、考え方などを教えてもらい良い意見だったら感謝を示す。感情的になっている時点で物事の進みは悪くなるので、コミュニケーションの内容も論理的で要点を絞り時間をかけすぎない。
「俺しかできないんだぜ」という働きで希少価値を出そうとする人は組織からは有害となる。何でも自分がやった方が早いなど仕事を集中させると、育成どころか周囲にポンコツが集まるだけ。これ恋愛も一緒でしょう。尽くし過ぎて何も出来ないダメパートナーを育てているのは希少価値を出そうとしているアナタ自身だということを。話しはそれましたが、自分の持っているスキルを全て掃き出し、伝授していかなければ組織力は上がらないのだ。
上司が居る時はご機嫌取りをして上司がいない時に文句を言い、部下など立場の弱い人に強く当たる姿を同僚や後輩たちが見たらどう映るのか??他人の気持ちを汲み取って〇〇するという考えではなく、実績や結果に拘ることに専念すればやるべきことが明確になり、それが自然と評価に繋がりどっしりと安定感のある存在となる。
ということで、気持ちで動くような感情的な上司は信頼を得るに値しない存在であり、マネジメントが出来ない上司の下にいるほど劣悪な環境はない。
論理的思考かつ合理的に物事を進める組織&環境を作りに専念すべきである。
『理想の上司』とは、
発言するのが仕事ではなく、実現させることが仕事。
■自己研鑽
自己研鑽の意味は『自身のスキルや能力を鍛え、磨きをかけること』
職業人であるならば知識を蓄える必要があり、上司なら尚更のこと。
数値、経営、マネジメント、コーチング、語学など事業のジャンルによって必要とされる知識は違うし、知識を得る方法は本でも動画でもYouTubeでも社会人学校でも会員性サロンでも資格取得などたくさんあります。
例えば、日々新しい情報が発信されている日経新聞はビジネス、経済、政治、暮らしや文化、諸外国の情報など様々な分野のことが記載されている。文字数が多く小難しい内容なのでとっつきにくい新聞であるが、携わっている職種&立場やキャリアプランを考慮しながら情報を得るためには効率の良い新聞だ。ただし、気を付けるべき点は情報量が多すぎるので情報の取捨選択が必要となるが、そのためにはまず読むことを習慣化しなければ取捨選択のスキルは磨かれない。
ちなみに、2023年7月での日経新聞朝刊発行部数&有料電子版会員数が244万部。
2023年2月時点での就業者数は6,667万人と総務省が公表。
単純計算すると3.6%の人しか日経新聞に書かれている情報を得ていないことになる。
本当にとっつきにくい新聞だが、購読者はどういった人なのか調べてみるいいだろう。
上司から芸能人のエンタメ情報とか子育ての話しや家族の愚痴を聞かされても職業人として得るものはない。さらに上司がその上の人や外部の方と話す時に「こんなことも知らないのか」と相手にされていなければ、こんな奴が自分の上司なのかよ。と落胆するだろう。
その人が話す内容とは、普段どのような情報を得ているのかが反映される。そして、その情報を伝書鳩のようにただ伝えるだけでなく、その情報から自分の考えを述べることができるか試されている。
上下関係なく有益な話題や気づきを与えてくれるような情報提供してくれる上司はデキる部下から慕われる。
「忙しい~」「無理~」「大変~」「嫌だなぁ」「やってられねぇ」「なんで自分だけ」
いつもこんな発言してる上司はカッコ悪い。ネガティブな口癖ほど耳障りが悪いものはない。
そんなこと言って周りに何を求めているのか? 周囲からどう思われるのか?
自分基準で自分のことしか考えてないからこのような発言をするのだろう。
ちなみに自分は運動中に「疲れた~」「もう動けない〜」とか言わない。みっともない姿である。
そもそも自分を追い込むキツイ運動ってのをしているんだから、そんなの当たり前で覚悟していることだ。
一緒に運動する人が若かろうが上手かろうが強かろうが経験豊富だろうが世界レベルだろうが、その現状をどのように捉えてできない課題を乗り越えチャレンジするのは自分だけなのだから。
無知であるからこそ知識を得る。動けないから運動する。自分に足りないことは自助努力でどうにでもなる。
できないことに気づいた時や指摘された時の感情&行動が、真価を問われているのだろう。
目標や課題に積極的に取り組んでおり、成長のキッカケとなる良い影響を与える存在でありたい。
『理想の上司』とは、
ポジティブでストイックであるべき。
■健康 ■思考 ■自己研鑽
理想の上司としてこの3つのことを書いていたが、ふと思ったのは『ブラジリアン柔術』は全てにハマる(笑)
健康になれるし、論理的思考でないと上達しないし、出来ないことに直面し乗り越えることが当たり前である。
このブログタイトルに通ずるモノがありますよ。
アナタは『理想像』って持っていますか?
他者だけに『理想像』を求めてはいませんか?
来年も素晴らしい年でありますように♪