自治体と八芳園の連携が産む、地域の魅力を伝える方法
⼭形県⻑井市と⼋芳園が「パートナーシップ協定」を締結
《締結までの経緯》
東京2020大会を契機に設置された一般社団法人ホストタウンアピール実行委員会主幹企業である八芳園は、その取り組みの中で全国各地の自治体の皆様と出会い、様々なホストタウン活動の支援を行ってまいりました。
2020年8月には、白金台プラチナ通りにポップアップ型ショールーム「MuSuBu」をオープン。これまでの約2年間で約80を超える全国各地の自治体の皆様と連携しながら、主に"人"と"食"を通して各地の魅力をPRするリアルとオンラインを融合させたポップアップイベントを毎週開催しています。
八芳園と長井市はこれまで、ホストタウン活動における"食"のプロデュースや、「MuSuBu」にて長井市の魅力を発信するポップアップイベントを開催。このようなホストタウン事業から始まった出会いや取り組みを、東京2020大会後も次世代へと繋いでいくため、山形県内の自治体としては初となる「パートナーシップ協定」締結へと繋がりました。
《協定締結の⽬的》
この度の「パートナーシップ協定」締結は、東京2020⼤会でのホストタウン事業におけるレガシーとして、引き続き相互の連携の強化を⽬指します。この協定のもと、双⽅の資源を有効的に活⽤することにより、今後⼀層の地域資源の最⼤化および双⽅のブランド力向上に資することを⽬的としています。
《長井市長 内谷重治 様 /
株式会社八芳園 取締役社長 井上義則のコメント》
この度の「パートナーシップ協定」締結について、長井市の内谷市長は、「八芳園は東京2020大会におけるホストタウンアピール実行委員会の主幹企業を務めているので、2025年の大阪・関西万博においても、長井市の食材を活かした新たな地元の料理をプロデュースし、地元(長井市)でも東京でもPRをしていただきたい」と、2025年を見据えた考えをコメントされました。
八芳園 取締役社長 井上は、長井市との今後の取り組みについて問われた質問に対し、「長井市の"水"に着目しており、2022年8月のポップアップイベント開催に続き、パッケージなどもデザインしたオリジナルの水なども作りたい。また、水を最大限に生かす"食"の組み合わせに繋いでいきたいとも考えており、長期的に様々な組み合わせを試みながら、『水がおいしい、食がおいしい長井市』というブランド力の向上・波及に貢献にしていきたい」と述べました。
▼詳細は八芳園プレスリリースをご覧ください
【締結後の取り組み第一弾】
⻑井市の"⽔"をテーマとしたポップアップイベント『豊かな⽔のまち ⻑井の⽔まつり』を開催
「パートナーシップ協定」締結後の取り組み第⼀弾として、2022年8⽉3⽇(⽔)〜7⽇(⽇)、⻑井市の"⽔"をテーマとしたポップアップイベント『豊かな⽔のまち ⻑井の⽔まつり』を、⼋芳園が運営する東京・⽩⾦台「MuSuBu」にて開催中です。
豊富な地下水があり、市の水道水を全てまかなっているという「水に恵まれた街」山形県長井市。最上川発祥の地として、豊かな⽔資源を誇る⻑井市の、⽔にまつわる歴史や⽂化を紹介しながら、⻑井市で育った夏野菜や⽶沢⽜を使⽤して⼋芳園MuSuBuシェフが開発した特別メニューをご提供。
8⽉6⽇(⼟)には、⻑井市にて開催される「ながい⽔まつり」とオンラインで中継を繋ぎ、現地の様⼦をお届けいたします。
長井市の「食」の魅力をお届け!
八芳園MuSuBuシェフ特製メニューをご用意
『豊かな⽔のまち ⻑井の⽔まつり』では、⼋芳園がプロデュースした⻑井市の魅⼒を味わう特別メニューをご提供。店内では⻑井市の名産品も販売いたします。
伝説の黒獅子カレーと米沢牛&山形牛セット
長井市の神社各所に伝わる「黒獅子まつり」は、起源が約1000年前に遡る伝統神事。そんな長井市の「⿊獅⼦」を連想させる、ブラックカレーをご用意しました。
MuSuBu 霜田シェフに、今回のイベントの料理について聞きました。
MuSuBu 霜田シェフ
「黒獅子に因んで、イカ墨と竹墨を使用して黒い色味に仕上げた「黒獅子カレー」。今回は"水"がテーマのイベントということで、軽くすっきりとした口当たりに仕上げました。
ターメリックライスには長井市の水を使用して炊いた「つや姫」を使用。長井市で穫れた、薄皮丸茄子の漬物、寺泉トマトのサラダとご一緒にさっぱりとお召し上がりいただければと思います。
このセットで一番味わって欲しいポイントは、なんと言っても米沢牛・山形牛のトッピング。この価格で、この2種類を同時に食べられる機会はなかなかありません。この機会に、素晴らしい味わいの牛肉を食べ比べながら、長井市の食の魅力を存分にお楽しみいただければと思います。」
⻑井の⽔もち 三淵渓⾕のはちみつ添え
⻑井市に伝わる伝説に由来する⽔「卯の花姫の涙」を使⽤した⽔もち。プルプルとした水のように溶けていく食感です。
「長井市の水『卯の花姫の涙』を使用して、MuSuBuがイベントのためだけに開発した水もち。今回お作りするにあたり、長井市の方より三淵渓谷のはちみつを使用してほしいとのご要望を受け、はちみつと相性の良いバルサミコ酢と合わせてシロップを作りました。きな粉のように見えるものは、砕いたくるみの粉に、シナモンや数種類のスパイスを加えております。水もちの魅力であるなめらかな食感を味わってみてください。」
⻑井市産のすいかを使⽤したMuSuBu特製かき氷
夏にぴったりの「MuSuBu」の定番スイーツ、「MuSuBu特製かき氷」。今回ご用意するのは、長井市産のすいかを煮詰めた、MuSuBu自家製シロップをたっぷりかけたかき氷。すいかを模した可愛らしい見た目も夏を彩ります。
「シロップには長井市産のすいかを使用。黄色い大玉すいかと赤い小玉すいか、二種類のすいかを長井市の水と砂糖とともに煮詰めて自家製シロップを作りました。さっぱりとした酸味を加えるために、フロマージュブランのソースを添えております。
ペタクリスピーというパチパチとした食感のチョコを種に見立てて添えています。下層のメロン味のシロップの中には、すいかの皮のコンポートを入れております。長井市産のすいかを皮まで残さず使用した、こだわりの夏のスイーツをお召し上がりください。」
週末限定開催!
長井市から「黒獅子舞」がやってくる黒獅子体験
長井市の「黒獅子まつり」は、起源が約1000年前に遡る伝統神事です。黒獅子の全長は約10メートル。獅子頭は黒く、目玉が丸く飛び出ており、眉が目玉の後方に位置しています。黒獅子舞は安産や火伏せ、厄除け、子供の成長等を祈願し、現在長井市内約40の神社に伝わっており、毎年5月下旬頃、各神社の例祭日には警護に先導された黒獅子が各地区の氏子一軒一軒をねり歩き、払い清めます。そんな黒獅子が8⽉6⽇(⼟)、8⽉7⽇(日)限定でMuSuBuに登場。この機会にぜひ本場の黒獅子をご覧ください。
他にも、長井市の地酒を専用グラスで"ちょい飲み"しながら楽しむ"角打ち"を週末限定で開催いたします。日本酒をはじめ、長井市の水の美味しさを堪能できる名産品の数々も販売しております。
地方自治体の方と力を合わせて魅力を伝える
MuSuBuが届ける自治体や地域の方の"想い"
MuSuBu稲垣店長に、今回の協定の締結とイベント開催、またMuSuBuの取り組みについて聞きました。
MuSuBu 稲垣店長
「MuSuBuでは昨年も長井市とイベントを行い、今年も8月と12月の計2回イベントを行う機会をいただきました。今回は、「パートナーシップ協定」締結後の第⼀弾のイベントとなります。
イベントの開催により、MuSuBuスタッフも長井市役所の方との深い交流を行うことができました。前回、今回ともにイベント期間中には長井市役所の職員の方にMuSuBuまでお越しいただいております。店舗に立っていただくだけではなく、長井市の名物であるけん玉をお客様と一緒に楽しんでいただくなどMuSuBuスタッフと力を合わせてプロモーションを行なってきました。
地元でしか知られていないもの、他の県にはない魅力的なものがあるが、PRや販売をどうすればいいか。方法が思いつかない、苦戦しているという自治体や地域の方の声も多く届いております。「ただ商品が陳列されているだけではなく、自治体の方の"想い"を伝えることができる場所」ということが、MuSuBuと他のポップアップストアの異なる部分になります。自治体や地域の方とスタッフが一緒になって、地域を盛り上げていきたいと考えております。
今回のイベント『豊かな⽔のまち ⻑井の⽔まつり』でご堪能いただきたいものは、なんといっても"水"。今回のイベントでご用意する料理をはじめ、デトックスウォーターやコーヒーを抽出するときのお湯、飲むことの出来る水に関しては全て"豊かな水のまち"である長井市の水を使用させていただいております。
暑さが厳しくなっているなか、お越しにいただいた方には長井市の水の魅力をしっかりと感じて、長井市にも足を運んでいただくきっかけになればと思っております。」