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私という植物を育てることに決めた

📕私という植物を育てることに決めた📕
キム・ウンジュ

可愛らしい癒されるイラストと共に、読みやすい文体でスラスラと読めてしまう韓国エッセイです。

これはただの癒し系の本ではありません。読み進めていくうちに、私は何度もウッと胸に沁み込むような言葉たちに涙腺をやられました。
強烈な悲しみではなく、優しさに触れて涙が出る文章なのです。
そっと静かに心のそばに寄り添って、優しく言葉をなげかけてくれる。まるで心地よい毛布をかけてくれるように。

この本を読んでいる間ずっと、このイラストのぬいぐるみにモコモコと抱きしめられているような気持ちでした✨
ほかほかあたたかい気持ちになります。

好きな文章の抜粋です。
【私たちは何かに縛られた途端、三つのことを失ってしまう。一つ、自由。一つ、純粋な楽しさ。一つ、自分自身】

これは本当にそうだなぁと。自分が会社員時代はどれもを失って生きていたなぁと。
でも辞めてからはこのすべてを取り戻しました。だから何度もこの三つを繰り返し確認し、あぁもう二度と失わないと心に誓ったのでした。

この本は何度も何度も繰り返し読みたい。旅先にも連れていきたい。
少し落ち込んだ夜にも読みたい。
好きな人と一緒に読みたい。

何年か経ってからも、読み返したい。
そんな素敵な一冊です。

この本は大切な人へのプレゼントに最高だと思います。

植物を育てるには毎日お水をあげて、大切に見守る。自分を大切にするということは、毎日の積み重ね。少しづつ丁寧に自分と対話したくなる。

この本と出会えて、読む前よりもさらに幸せな気持ちになれました。本当にありがとうと言いたくなります。







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