上虚下実と朝のルーティンのご紹介
上虚下実
みぞおちは柔らかく丹田が満ちている、自然体と言う状態です
反対の状態が、鳩尾にぎゅっと力が入っているけど、腰が引けてお腹の力が抜けている姿勢なのですが
ちょっと試しに、この腰がひけた姿勢、やってみてください
この姿勢ではフラットに世界を見ることもできないし
なんだか楽しくない気持ちになりませんか?
(ついでに、意識してなくても口がとんがって下顎に力が入って梅干しになって表情もどこか不満げ)
逆に、肩を数回上げ下げして上半身の力を抜いたり、四股を踏んだりしてみてください(その場でジャンプでもいいよ)
気持ちの変化や、表情の変化
どうでしょうか??
心と体はリンクしているので
自然体の状態でいることで、静かで穏やかな自分でいる事ができます
わたしは普段はへなちょこなので、上虚下実の状態になるようにちょこちょこと体を感じる時間を作るようにしています(爆
お仕事をされていたり、お子さんがいたりしなくても
見回すだけでも不安になるニュースも多いし
自分の意のままにならないことの多い毎日のなかで
この上虚下実でいることって
自分自身の心の安心にとっても役に立つと思いませんか?
んじゃ、なみさん
あなたの体を感じる時間ってどんなことしてるのよ?という話になりますが
朝のルーティン(言うてみたかった)で
毎日、目が覚めたらやっていることを書いてみます
【邪気の吐出】
みぞおちを緩めていく呼吸法です
正座に座り、両手の指先(わたしは中指と薬指がやりやすい)をみぞおちに突き刺すように当てます
※ズブっとしないようにね、オエってなって、体が緊張しちゃうから
息をゆっくり吐きつつ上半身をゆっくり前に倒していきます
突き刺した指先がゆっくりとみぞおちに入っていくイメージです
はぁ〜〜っと吐いていく息で、お腹の中に溜めちゃってるアレをトロリと溶け出しちゃいましょうね
息を吐ききって、前に倒れたら、ストンとさらに力を抜いて
ゆっくり起き上がり元の正座に戻っていきます
これを、自然とあくびが出てくまで繰り返します
邪気の吐出ね
昔は「ハーーーーー !」って思いっきり吐き出させていたんだけど
最近は「みぞおちを緩める」ということを大事にしたいので
ちょっとやり方が変わりました(流行りかよ!
起きたばっかりなのに、あくび出させるとか
また眠くなるんじゃないの?っていいたくなるけど
しっかりと酸素が入ってくるので、頭と体がいい感じにシャッキリしてきます
慣れると、1・2回であくびが出てきますので
そんなに時間かかりません
で、余裕がある時には少し自動運動もしますが
平日は脊髄行氣(背骨に息が通るように呼吸をする)と、内感愉氣をちょこっとします
そして、最後に漏氣法(ろうきほう)という、丹田に氣を集める呼吸法で締めます
(時々この締めるのを忘れるなみクオリティ)
時間だとほんの数分です。トイレ行く前にやっても間に合うくらいの短い時間です
ちなみに、何もしたくない!な気持ちの時もあります
なんの抵抗でしょうか??
そんな時は目を閉じて正座で座る。だけの時もあります
昼間は、あ!と思った時に、内感愉氣したり呼吸法をしたりって感じかな
こんな風に、ジッとして行う行氣法や、愉氣もとても楽しいのですが
体を動かすのも、わかりやすいし肩こりさんや授乳中さんにもおすすめなのでもう一個紹介してみます
【腕振り】
足を腰幅くらいに開いて、ゆったりと立ちます
股関節・お膝はピーンと伸ばさず、軽く曲げるようにしてください
その状態で、腕を前後に降ります
腕が、鎖骨や肩甲骨から伸びていることをお忘れなく
ブランコに乗っているような感じで、息を吐きながらブラ〜ンブラ〜ンと振ります、気分が乗ってきたら、手を洗った水を後ろに巻き散らかすようにするととても良いです
前後が飽きてきたら、両腕を上に挙げ、息を吐きながら下に振り下ろします
ラーメンのお湯切りなイメージでお願いします
いずれにせよ、息を吐くのをお忘れなく。です
終わる時には、いきなり止めず、ゆっくりと動きを小さくしていきましょう
動きが止まり、呼吸が落ち着いたら終了です
できれば、やる前と後の体の状態や、心の状態も観察してみてください
肩の力が抜け(腕が重たく感じていたらOK)丹田がグッと引き締まったような、満ち足りたような感覚になっていると思います
この状態では、子どもに細かいことをグチグチ注意はできませんし
気になるあの事を悲観的にドラマティックに悩むこともできません
あ。グチグチ言ったり、悲観的に悩む事が悪いとはいいません
そういう風にしたい時もあります
でも、もし
そんなの本当は嫌なんだよね・・・って感じる事があれば
体の方から上虚下実を作ってみてもいいかもしれません^^