H a p p a n o U p d a t e s - No.243
□ 絵本『フラミンゴのあしはなぜ赤い』発売開始
オラシオ・キローガ原作(A・リヴィングストーン&だいこくかずえ訳)
ミヤギユカリ・絵、角谷慶・デザイン
21 x 21 cm、46頁、ソフトカバー
POD絵本:¥1,200(本体価格)
2019年の秋に制作スタートして、この秋にや〜っと完成した絵本です。アマゾンPOD(プリント・オン・デマンド)のフルカラー印刷を利用しての出版です。詳しくは ↓ をご覧ください。
真珠採り(全10回)
アウグス・ガイリ著 だいこくかずえ訳
アウグス・ガイリ(1891 - 1960)
エストニアを代表する後期ロマン主義の作家。美しさと醜さという相反する存在に焦点を置いて作品を書いた。19歳で作家デビュー。
Title painting by Estonian artist, Konrad Mägi(1878-1925)
日本でほとんど翻訳されることないエストニアの小説を連載しています。
第3話「真珠採り」は主人公のニペルナーティが、ある農場に立ち寄って、そこでしばし過ごすというお話。エロという農場の娘に、夢のようなホラ話を繰り広げ、牧師との結婚をやめさせようと…… 不思議なのは町の人、農場の人たちがそろって、この男の口車に乗ってしまうこと。
#1 トゥララ #2 エロ #3 ニペルナーテ #4 牧師館(ここまで公開済み)
#5 トゥララ #6 考古学者 #7 真珠 #8 宮殿 #9 契約書 #10 結婚式
第1話『筏乗り』(全10回公開済み)
第2話『ノギギガスの3兄弟』(全12回公開済み)
モーリス・ラヴェルの生涯
マデリーン・ゴス著 だいこくかずえ訳
VII. アパッシュ
20世紀初頭のパリはまさに「芸術の都」を体現する場所だったようです。1900年にパリ万博があり、若手の音楽家、画家、詩人などのアーティストはヨーロッパの外の文化におおいに刺激をうけて、それを作品に反映させていたと言われています。
当時ラヴェルは20代後半、アパッシュ(ゴロツキ)という名の保守勢力に反発する、血気盛んな若いアーティストたちのグループに参加します。画家のポール・ソルドのアパートが、のちにはオートゥイユに運ばれた万博の小さなパビリオン(ソルドのスタジオ)が集会場でした。そこでアパッシュの面々がやっていたことは……
・20世紀を迎えたパリ ・グループ「アパッシュ」 ・ラヴェルの友人、仲間たち ・ロシア人作曲家の影響 ・『鏡』 ・『おもちゃのクリスマス』
・『ソナチネ』
□ 最近思ったこと、考えたこと(happano journal)
10.14/22 韓国文学とイカゲーム
10.28/22 その文章、誰のものですか?(コピペとオリジナルの境界線)
『82年生まれ、キム・ジヨン』の訳者で、韓国文学の紹介者としても知られる斎藤真理子さんの『韓国文学の中心にあるもの』という本を読みました。同時期に今年度エミー賞受賞のドラマシリーズ『イカゲーム』を見たことでこの二つがカチリと結びついてしまいました。
Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org