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競争地位別戦略から考える。自社が攻めるマーケットについて
マーケティングの神様とも言われる「P・コトラー」
「P・コトラー」が提唱している競争地位別戦略について今回は考えてみます。
一つの市場は4つに分けられる
一つの市場をまずは4つに分類します。
分類の仕方は「市場占有率(シェア率)」です。
大きい順に、リーダー、チャレンジャー、フォロワー、ニッチャーと分類します。
「競争地位別戦略」においてよく例えられるのがコンビニ業界。
そのため今回もコンビニ業界に当てはめて考えてみます。
コンビニ業界で圧倒的に売上があるのは「セブンイレブン」(売上高 31,088億円)
2位は「ローソン」(売上高 6,660億円)
3位は「ファミリーマート」(売上高 4,733億円)
4位は「JR東日本リテールネット」(売上高 2,219億円)
5位は「ミニストップ」(売上高 1,801億円)
それぞれの特徴
リーダー(例:「セブンイレブン」)
すべてに対応します。資金力があるので、仮に他社がなにか仕掛けたとしても、例えば似たような商品をだしたり、それに打ち勝つ仕掛けをすることができます。
市場をリードする役割なので、市場を大きくしていく役割も担っています。
チャレンジャー(例:「ローソン」「ファミリーマート」)
リーダーの地位を目指して努力します。
リーダーにはできないことを考えて戦略を立てます。
フォロワー(例:「JR東日本リテールネット」「ミニストップ」)
リーダーと似たサービスを打ち出すことが多いです。
似たものを安く売る。といったイメージです。
「模倣戦略」や「低価格化戦略」が必要になります。
ニッチャー(例:「セイコーマート」)
小さな市場で、独自の戦略を練ります。
規模が小さいので、独自商品を開発したりすることで、自分たちにしかできないことをします。
市場規模や売上は大きくはないですが、独自のポジションとして勝つことができます。
「集中化戦略」が必要になります。
自分がどこにいるか把握しよう
これを読んでいる方のほとんどは「ニッチャー」に当てはまるのではないでしょうか。
そうだとしたら、「リーダー」「チャレンジャー」「フォロワー」はそれぞれどの企業でしょうか?
どこの分野で攻めていくか。というのはとても大切な考え方になります。
ぜひ一度自社の分析をしてみてください!