【92】7、8月本棚「ヘテロトピア〜」ストーリーとリスト
7、8本棚「ヘテロトピアと わたし+たち」のストーリーとリスト紹介!
昨日、#さいたま国際芸術祭 2023の「わたしたち/we」の全体像発表がありました!
今回そのテーマの応答になってます!
そして某芸術祭(演劇祭?)のコンフリクトの迂回路を願って…
以下今回のテーマのストーリーです
↓ ↓ ↓
ーあのさら地、前に何があったっけ?
「ヘテロトピア」は
ユートピア(理想郷)でも
ディストピア(暗黒郷)でもなく、
「あったかもしれない、もう一つの場所」(異郷)
すでに名づけられた土地、
ブランド化されたエリア
意味付けられた空間
としてではなく、潜在する
もう一つの「場所」として見つけ出される
ヘテロトピアの「実在感」は、
喪失と再生、
何かが「終わり」、「始まる」までの
「あわい」
に、強く立ち現れてくるのではないか。
急激な、災害と戦禍、
粛々とした再開発、
改装や移転・・・に
その「目」で見れば、
知ってるまちも、知らないまちも
廃墟も繁華街も「二重」に見えてくる
「二重のまち」と「二重のまち」を比べれば
新たな四重奏が響いてくる
土地の集合的記憶=ゲニウス・ロキ
も出現する
そして「さいたま市」とは何か
《本棚リスト》
☆『場所 トポス』中村 雄二郎著、弘文堂、1989
☆『記憶に残る場所』D.リンドン、C.D.ムーア、鹿島出版会、2009
☆『あわいゆくころ ―陸前高田、震災後を生きる』瀬尾夏美著、晶文社、2019
☆『二重のまち/交代地のうた』瀬尾夏美、書肆侃侃房、2021
☆『テアトロン 社会と演劇をつなぐ』高山明、河出書房新社、2021
☆『TOKYO 2021』TOKYO 2021実行委員会、青幻舎、2021
☆『変容する都市のゆくえ 複眼の都市論』三浦倫平・武岡暢編、文遊社、2020
☆『都市残酷』ワリス・ノカン著、下村 作次郎訳、田畑書店、2022
☆『町合わせ』多宇加世、2022
☆『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する 1 まだ歩きださない』友田とん、代わりに読む人、2019
☆『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する2 読めないガイドブック』友田とん、代わりに読む人、2020
☆『マカオの空間遺産 ―観光都市の形成と居住君観』是永美樹、萌文社、2017
☆『イスラームの都市世界』三浦徹著、山川出版社、1997
☆『香港の都市再開発と保全―市民によるアイデンティティとホームの再構築』福島綾子、九州大学出版会、2009
☆『地図集』董啓章著、藤井省三・中島京子 訳、河出書房新社、2012
☆『アトラス 迷宮のボルヘス』ボルヘス,ホルヘ・ルイス 著、鼓宗訳、現代思潮新社、2000
☆『地図と夢』千石英世、七月堂、2021
☆『言葉だけの地図〜本屋への道のりエッセイ』宮崎智之・山本ぽてと、双子のライオン堂出版部、2022
☆『連詩 地形と気象』暁方ミセイ・管啓次郎・大崎清夏・石田瑞穂著、ジェフリー・ジョンソン訳、左右社、2016
☆『祈り』金時鐘、港の人、2018
☆『地名は知っていた〈上〉 気仙沼~塩竈 津波被災地を歩く』太宰幸子、河北新報出版センター、2012
☆『地名は知っていた〈下〉 七ヶ浜~山元 津波被災地を歩く』太宰幸子、河北新報出版センター、2012
☆『地名は語る 埼玉の歴史と伝承』埼玉新聞特別編集委員室、埼玉新聞、2019
☆『さいたま市 地名の由来』青木義脩、幹書房、2013
☆『英語 地名の語源』C.M. マシューズ著、出口保夫訳、北星堂書店、1992
好音本棚の過去記事はこちらにまとめています^ ^
↓