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【ドラマと雑貨①】2003年ドラマ「すいか」
いいドラマや映画は心奪われるストーリーや登場人物が出てきますね。そして彼ら彼女たちの世界を彩るインテリアや雑貨もまた目を惹きます。
今月から小さなインテリアのネットショップ(BASEショップ)を始めた友人のお手伝いをすることになり、そのショップにブログを書いてほしいと頼まれました。
しかしそんなに知識豊富ではないインテリア(失礼)について、商品ページでブログをあまり書く気になれず(失礼)、ドラマや映画を観ることは好きなのでショップのURLを紹介するからと
こちらのnoteで好きなドラマや映画の感想と、その映像で印象に残ったインテリアや雑貨に触れる記事を書くことになりました。よろしければお付き合いくださいね。
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ここ沖縄は毎年、一足早く梅雨を迎え、明けると深緑の季節とともに夏を迎えます。
そんな季節のドラマはたくさんありますがすぐに思い浮かぶのは
2003年日本テレビで放映された小林聡美さん主演のドラマ「すいか」です。
多くのドラマファンの中でも愛され続けているというドラマですね。
<出演>は次のみなさま(ドラマ公式より)
早川基子…小林聡美
亀山絆…ともさかりえ
芝本ゆか…市川実日子
崎谷夏子…浅丘ルリ子
馬場万里子…小泉今日子
間々田伝…高橋克実
野口響一…金子貴俊
バー『泥船』・ママ(?)…もたいまさこ
早川梅子…白石加代子
<物語>
ある年の夏。しがらみや理屈、世の中のルールに縛られ煮詰まっている30代半ばの信用金庫職員(小林聡美さん)と、他人との距離がうまく取れず生きていく事が面倒くさく、怖くてたまらない20代後半の売れない漫画家(ともさかりえさん)が“賄い付き下宿”で出会い、暮らし始めます。
さらに下宿屋の2人の同居人、人生を超越したかのような年齢不詳の女性大学教授(浅丘ルリ子さん)と明るく時には悩みながらも明日に希望を持とうとする大家の女の子(市川実日子さん)がふたりに影響を与えます。そして、自分の人生を変えようとして信用金庫の金3億円を横領し逃走中の女(小泉今日子さん)が逃亡先から連絡をしてきて…。
小さな下宿屋での生活の中で今までの人生を見直し、ちょっとだけ成長して、それぞれ新たな一歩を踏み出していく。それぞれの人生模様をユーモラスに描いたホームコメディー。
<基子は私>
小林聡美さんのテレビドラマ初主演作となったこの作品。女性が働く環境は令和の今よりももっと小さかった。そしてなかなか取れないしがらみもありました。けれど主人公の基子は、友人の馬場ちゃんが横領して逃亡するまで自分がしがらみの中にいることに気が付いていなかったように見えました。真面目でお人よし。でも本当の自分を知らない。自分が何をしたいのか知らない。そんな彼女を見ていた私もそうだったような気がします。
1話の中に、手持ちのお金がわずかしかない絆に基子が自分のサイフにあったお金を全部、貸すというシーンがありました。
「この歳になるまで人にお金を貸したことがない」「あなたには貸せる」
この基子の台詞で、彼女の人がらとそれまでの生き方、そしてはじめて会った人にお金を貸すという、それまでの自分には決してなかったであろう行動をとることでしがらみを破りはじめた、ということがわかります。
もしかしたら私もそうかもしれない。何かしたいことがあっても、初めから無理だと決めて何もしようとしなかったかもしれない。基子の小さな仕草に自分を重ねた瞬間が何度もありました。
<木皿泉さんの脚本>
ある時は20年後の自分について基子と教授が話していました。基子はまさかこの下宿に住むことになるなんて考えもしなかった…。明日も20年後もどうなるかわからない。だからこそ自分の人生は自分で選んでゆく。あたりまえのようで奇跡でもある「日常」を大切にしながら。
他にもたくさん、印象に残るシーンや台詞がありました。(毎回ドラマのエンディングで泣いていたような気がする笑)。
恋愛モノのように緩急ある展開を求めた視聴者には退屈な物語だったかもしれませんが、放送開始から20年近く過ぎた今も、夏になると登場人物たちの成長を描いたこのドラマを思い出します。当初は『基子』目線で見た景色も聴いていた台詞も、今では『教授』目線で見ることが多くなってきました笑。私も成長している?かもですね。
木皿脚本の凄さは時空をこえて伝わるものを描いている、というところにあると思います。懐かしいのに新しい。そんな感覚に似ています。
<きっとこの夏も>
梅雨があけて日差しが眩しくなったら、すいかが食べたくなったら、今年もまたこの下宿の住人たちに会いにいきそうです(私はDVD派)。
昭和レトロな下宿の庭、食卓、ギョーザやおにぎりがあるお皿、湯飲み、マグカップ、キッチン用具がなつかしく、いい味をだしてますね(!)。
間々さんとゆかが一緒にギョーザを作る台所のシーン。食卓でおにぎりを頬張るシーン。マグロとカレーが並ぶテーブル。料理が好きではない私(すみません)もさすがにギョーザを焼いて、おにぎりを作って食べたくなりました。
ファッションも可愛くて、私は特に基子が馬場ちゃんとの思い出の喫茶店へでかけた時のブラウスやバックが好きでした。
色彩豊かで目にもやさしいドラマですね。
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ネットショップ「インテリア通販 Caucheey 」でもレトロ風な食器をそろえました。商品数は多くありませんが興味ある方はぜひ☆
こんな食器で朝食はいかがですか。
デザインがカワイイ電気ケトルです。
木目模様のワイドチェスト。さあ何を入れましょうか。
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