【エッセイ(ミニ)】「世相」を見る
去る9月18日は本屋さんに行ってまったりと過ごしてきました。
本をほとんど読まない私ですが(!)
本屋さんであれこれと棚にある本や雑誌を見るのは好きですね〜。
本のタイトル、表紙のデザイン、背表紙やそれぞれの書店がカウントしている書籍売上人気ランキングなどを見ると
まさに今の「世相」が一目でわかります。
その日は敬老の日でもあったためか
その本屋さんでは著者が70代以上という書籍も多く紹介されていて
高齢ながらもお一人でお住まいの方や
年金のみの収入で日々穏やかに暮らしている方などのモノが数多く並んでいました。
『年金7万円以下でも穏やかに暮らしていますよ』
という感じの本がいくつかあったので何気に手にとって見ると
おひとりで暮らしているその方の暮らしの知恵やインテリア、
周りの方々とのコミュニケーション法などが書かれていて
一月約7万円という年金の使い道は
自宅はマンションを購入しているため住居費ゼロ、
他に高熱費、通信費、食費、交際費、雑費など、
医療費は歯の通院の数百円で見事に7万円内で抑えていました。
医療費が歯の手入れのみということは著者さんは高齢でも健康で心身ともに豊かに過ごされているということですね。
素晴らしいですね!
が、しかし
実際に70代を過ぎてほとんど医療費がかからないという高齢者の方が今この国にどのくらいいらっしゃるのかを考えると共感しにくい部分もありました…。
けれどこの書籍が出版されたということは
世間では書かれている暮らし方を「理想」としている人が多い、ということかもしれません。書籍として需要がある(売れる)ということですね。
冷静に本屋を見渡せば
同じような内容のモノが言葉、言い方、表現を変えて並んでいることも多く(失礼)
中にはドキッとさせられる1冊もありますが
ネット出版も含めると
混沌としながらも前へ進もうとする「世相」が見えてきます。
そして
こちらのnoteにも
ネットの中を超えて書籍となって
本屋さんでもっと多くのみなさんに読んでもらいたい文章やイラストがあります。
noteの表現者たちも「世相」を表現し時にリードしているみなさんだと私は思っています。
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