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【ドラマと雑貨②】2021年ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」

いいドラマや映画には心奪われるストーリーや登場人物が出てきますね。そして彼ら彼女たちの世界を彩るインテリアや雑貨もまた目を惹きます。

こちらではその中でも好きなドラマや映画の感想を書きつつ、友人のネットショップ(BASEショップ)「インテリア通販 Caucheey」のご紹介もしています。よろしければお付き合いくださいね。


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いつか必ず語ってみたい!と思っていたドラマのひとつ、それは坂本裕二さん脚本、松たか子さん主演「大豆田とわ子と三人の元夫」です♪



久しぶりにリアルタイムで観ていました。毎週火曜日が楽しみで、期待通りの会話のシンフォニーが聴けました。


<キャスト> 出演は次のみなさま(ドラマ公式より)

大豆田とわ子…松たか子

中村慎森…岡田将生

佐藤鹿太郎…角田晃広

田中八作…松田龍平

綿来かごめ…市川実日子

大豆田唄…豊嶋花

大豆田旺介…岩松了

他、

ナレーション…伊藤沙莉

脚本…坂本裕二


<物語>


大豆田とわ子(松たか子)は、これまでに3回結婚して3回離婚した、いわゆる“バツ3”。建設会社『しろくまハウジング』の社長に就任し、最初の夫・田中八作(松田龍平)との間に生まれた中学3年生の娘・唄(豊嶋花)と暮らしている。

ある日、社長就任と同時期に亡くなった母親のパソコンを開こうとしたとわ子は、パスワードが設定されていることに気付き、別れた夫のうちの誰かが設定したのではと、娘の唄(豊嶋花)に促され仕方なく、現在とわ子の会社の顧問弁護士で甘いマスクにだけれど理屈っぽい3番目の夫・中村慎森(岡田将生)、業界では有名で腕もいいが器が小さい2番目の夫・ファッションカメラマンの佐藤鹿太郎(角田晃広)と、会社を辞めてレストランのオーナー兼ギャルソンになっていた最初の夫である八作たちに会わなければならなくなった。しかし実は離婚後もとわ子に対して思いを抱えていた3人。ひょんなことから全員が集まることになって…。


<完璧な第1話>

人は
一日の中でたくさんのことを頭の中で巡らせている、といいますが

この作品の主人公、大豆田とわ子は
まさにグルグルと頭の中の車輪を常に回しています。

全10話のこのドラマ。
もう初回が完璧、パーフェクトでした。ドラマのはじまりはこうでなくちゃ、という感じ。
1話の中でしっかりと3人の元夫たちのそれぞれのセリフの言い回し、使う言葉でそれぞれの性格が伝わってきます。
社長職をこなすとわ子のポジションと会社の経営状態、亡くなった母親との回想シーンでは一緒に料理をする様子から、とわ子の子ども時代と母親との関係性、そして今の自宅のキッチンで一緒に料理をする自身の娘との関係性がほんの数秒から数分でわかりました。

初回の終わり頃に
3人の元夫のそばにあらわらる女性たちが現れるシーンも自然で、次の回が待ち遠しくなってしまいましたね笑。


<ありそうにない事とよくある事>

ドラマは「ありそうにない事」が起こって始まります。元の夫が3人いて、集まるということはそんなにありそうにないですが、

パソコンのパスワードがわからなくて、わかりそうな人に確認する、というのは「よくある事」ですよね。

この作品では、ありそうにない事の中で何気ないセリフが聴こえて、よくある事の中で…やっぱり何気ないセリフが聴こえてきます。それはものすごいさじ加減です。


そして私たちの日常もありそうにない事とよくある事の繰り返しですね。
けれど今日はあたりまえだと思うことが
来年の今頃にはあたりまえではないと感じているかもしれません。そしてその逆も。

自分をとりまく
ありそうにない事とよくある事が時を重ねるたびに入れ替わるとしたら
このドラマで聴いたセリフがその時々で異なって響いてくるかもしれません。

つまり、何年絶ってもこのドラマは見返すたびに新鮮に見えるのではないかとも思えるのです。


<働く社長>

とわ子の新しいはじまりそうな恋と、仕事っぷりが多く描かれたこの物語。
恋するとわ子も美しく可愛かったけれど建設会社社長として働く姿も痛快でした。

働く女性が仕事帰りにスーパーに寄って食材を買い、家の扉をあげる早々「遅くなってごめんね、夕ご飯すぐ作るから」と家で待つ人に話しかける…なんてセリフはよく聴くけれど、このドラマでは料理をするシーンはあれど、そんなセリフがあまりなかったのは新鮮でした。

それはもちろん離婚していて子どもも手がかからない年齢になっている、というシチュエーションだからでしょうけれど、
女性と仕事、そして家庭と家事。このドラマにはいままでとは違う風が吹いていたよう。この先作られるたくさんのドラマに影響を与えるのかもしれません。


そしてなんといっても、伊藤沙莉さんのナレーション、良かったですね!抑揚を控えめにした声が、とわ子の明るいキャラクターをますます光らせていました。

さらにエンディング(劇中でも!)で聴けた松さんの歌も素晴らしかったです☆


<ドラマチックだったと後で知る>

最終話まで、ありそでなさそな、なさそでありそな(!)展開が見られるドラマ、大豆田とわ子と三人の元夫。セリフがさりげなく元気づけてくれます。

「別れても一緒に生きている」

「人生に失敗はない」

「一人でも生きていける」

離婚をしても常に前向き。けれどやっぱり誰かを愛し愛されたいのかもしれない。とわ子の心は3人の夫たち、娘、親友の間で揺れ動きます。

そして私が一番好きなセリフは最終話でとわ子が決意して言った一言でした(書きたいんですけど!ネタばれになるかもなので省略しますね)。

出した答えはいつか変わるかもしれない。でも幸せのカタチはひとつじゃない。物語の終わりは私の好きな終わり方でした。


ドラマチックにみえる出来事はおそらく起こった日からだいぶ後になって
ドラマチックな出来事だったんだな、と知るのかもしれない。

私たち人間はちっぽけだけどドラマ以上に抱えきれないほどの
ドラマチックを生み出していると思います。

意外と。人生は面白そうですね。




◆◆◆


それにしても、とわ子のファッション、リビングのソファやデーブル、キッヂン小物やよくはずれる網戸まで(?)とわ子の明るいキャラクターを思わせる大人可愛いインテリアでした。作品を引き立てていましたね。


ネットショップ「インテリア通販 Caucheey 」でも数は多くありませんが個性的なインテリア用品、小物をそろえています。興味ある方はぜひ☆


置くだけで部屋をお洒落に見せてくれそうなテーブルセットです。


バスタイムが長くなりそうなバスタブラックも。



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松本アニー
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