【エッセイ(ミニ)】あらためて数字とお金
先日、朝早い時間に
打ち合わせがあったので
タクシーで移動することに。
運転手さんは60代(くらいに見える)の男性の方。
私「おはようございます〜、××までお願いします〜」
運転手さん「はいよ〜」
「お支払いに電子マネー使えます?(リーダーの不具合で使えないこともあるのでいつも確認)」
「使えるよ〜」
「じゃあそれでお願いしましょうね〜」
「お客さん、その電子マネーって、スーパーでも使えるって知ってる?」
「あ、今はだいたい使えますよね!」
「自分の知り合いが小学生の子供に、
(電子マネーの)カードにお金入れて(チャージして)、買い物はこれでしなさいと言って渡したら
その子はあっという間にチャージ分使ってしまったって」
「あー、そうですか、まあ子供でも買うもの色々ありますよね笑」
「そしたらさ、その子供が
『新しいカードちょうだい』って言って」
「あら」
「だからその知り合いが
『うちの子はお金ってちゃんとわかってるかね?現金で買い物できるかね?お釣りとかわかるかね?心配だからちゃんと現金(紙幣と硬貨)で教えんといけないね』って言ってたさ」
「あー…それ今問題になってるって聞きますね。実際に現金を使わないとお金について教えても子供たちには伝わりにくいんじゃないかっていう…」
と、朝からお金の教育についておしゃべりしてました。
政府も進めているキャッシュレス化。
確かに便利でお金の管理もしやすくなりましたけど
やっぱりまだまだ色々と弊害もありそうですね。
以前、
職場の経理担当の若いスタッフに
電子帳簿の数字はただの売上額に見えそうだけど
その向こう側も見なさい、
現場スタッフがお客様と対峙してしていただいたナマの数字だということを意識しなさい、
と教えたことがあります。
帳簿作業に慣れてしまうとソコントコロを忘れてしまうことがあるので。
…とここまで書いたけれど
コロナ以降、日本も若年層を中心に投資ブームにあるようなので
数字とお金の見方はもっと変わってゆくのかもしれませんね。