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カメラの話 #3

今回はカメラのお話。

愛してやまないSIGMAのI series。

65mm F2 DG DN | Contemporary のご紹介です。

■ SIGMA I seriesとは

SIGMAのレンズは用途や品質等によって3つの「プロダクト・ライン」に分かれており、それぞれの目的が明確に分かれています。

・3つの「プロダクト・ライン」

SIGMAが提案する3つの「プロダクト・ライン」は以下のとおり。

【Art】
圧倒的な描写性能。表現者のためのレンズ。

【Contemporary】
高性能、しかも小型・軽量。
真の「オールマイティ」レンズ。

【Sports】
高度で確実な運動性能。
アクティブな高性能レンズ。

この3つの「プロダクト・ライン」の【Contemporary】シリーズから新たに提案されたのが【 I series 】。

コンセプトは「プレミアム・コンパクト・プライム」。

“綺麗な画が撮れる”、それ以上の価値を追求し、道具選びを通して自分らしいスタイルを大切にする。そんな人々に「私はこれ」と選ばれる存在でありたい。その想いからシリーズには“I”の字を冠しています。
SIGMA公式ホームページより

各メーカーからさまざまなレンズが出てくる中、ユーザーの心を揺さぶる素敵なコンセプトだと思います。

・Contemporaryシリーズといえば

Contemporaryシリーズといえば、F1.4のDC DNシリーズ、16mm、30mm、56mmを愛用していました。

コストパフォーマンスに優れた製品で、私がガッツリカメラにハマるきっかけになったレンズ達です。

Contemporaryシリーズのイメージは、「Artシリーズに迫る描写を低価格で、その代わりに収差はソフトウェアで補正、ビルドクオリティは少し妥協しました。」という感じ。

なのでビルドクオリティにこだわった製品がContemporaryシリーズから発表されたのは意外でした。

■ I series 製品の特徴

【 I series 】製品の特徴はこんな感じだと思っています。

・総金属製のボディ
・シネレンズのような外観
・絶妙な絞りリングのクリック感
・無理のない光学設計
・コンパクトな筐体
・マグネット式メタルキャップ

それぞれの項目について、少しだけですが解説していきます。

・総金属製のボディ
・シネレンズのような外観

特に注目すべきは、【総金属製】のボディであること、そして同社のシネレンズをモチーフにしたような外観。

レンズフード含め全て金属削り出しで整形された筐体は見てるだけで惚れ惚れします。

スペックだけ見ると、一瞬「このスペックでこの価格かぁ。」と思ってしまいますが、実際に製品を手に取ると、「このクオリティでこの価格?!」という真逆の感想を抱かせてくれます。

これがまさに

「“綺麗な画が撮れる”、それ以上の価値を追求する。」

というところなんだと思います。

・絞りリングのクリック感

次に注目なのは【絞りリングのクリック感】。

発売当初にたくさんの方がレビューされていたのを覚えています。

これも実際に触ると、「カリッ、カリッ」と心地よい感覚で絞りが変わっていき、こだわり抜かれた設計が感じられます。

これまで絞りはカメラ側のダイヤルで操作してましたが、【 I series 】のレンズを使うようになってからはレンズ側の絞りリングを使うようになりました。

・無理のない光学設計とコンパクトな筐体

また、【無理のない光学設計】という点については、【コンパクトな筐体】に繋がる部分だと思っています。

持ち運びに無理のないギリギリのサイズ感と、絞りのバランス。

絞りは通常の単焦点レンズと比較すると若干低めのスペックですが、絞り開放から常用できる光学設計になっており、各レンズのスペックとサイズ感は、考え抜かれた絶妙なバランスになっていると感じます。

・マグネット式メタルキャップ

【 I series 】を語る上で欠かせない要素がこれ。

これも発表当初かなり話題になりました。

愛嬌抜群の動画が最高。
何度も見返してしまいました。

フィルターをつけると装着できない等、実用するのはちょっと難しいですが、こういった遊び心、大好きです。

■ SIGMA 65mm F2 DG DN

前置きがかなり長くなってしまいましたが、私がフルサイズ用のレンズとして2本目に選んだのはこのレンズ。

最初は65mmという聞いたことのない画角に戸惑いましたが、調べていくと映画撮影用レンズによく使われていたり、古くから写真愛好家の方に定評のある焦点距離ということで、勇気を振り絞って購入してみました。

同じ画角で現行で販売されているのは「Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical」くらいですかね。

ほかには見つけられませんでした。

当初は不安だった65mm、使ってみると違和感なく使用することができました。

標準画角といわれる50mmよりも狭く、ポートレートによく使用される85mmより広い、使う人によっては中途半端に感じるかもしれませんが、私には丁度よかったです。

スナップ撮影がメインの私にとっては、35mmと程よく差別化でき、また中望遠気味でありながらもシーンに限定されづらいのがこの画角の強みだと思っています。

■ SIGMA 65mm F2 DG DNで撮影した写真

つい汎用性の高い35mmを持ち出してしまいますが、気分を変えたい時に65mmを持ち出しています。

やはり人を撮りたくなる焦点距離ですね。
そうなると85mmも欲しくなってしまう…。

しかし現在はこの35mmと65mmというバランスが非常に気に入ってるので、かなり満足しています。

■ 最後に

というわけで、愛すべき【 I series 】製品の紹介でした。

カメラ・レンズ関係のレビューについては、専門的な知識や豊富な撮影経験が物を言う、最高難易度の記事だと思ってます。

知識も経験も乏しい私の記事にここまで付き合っていただき、ありがとうございます。

もし、言葉の使い方が違ったり、間違った表現・解釈などあればご指摘いただければと幸いです。

色々長々と書きましたが、伝えたいことは【 I series】最高!ということです。

そして、本日発売の「20mm F2 DG DN | Contemporary」がめちゃくちゃ欲しいです。

次は2月に買ったもの記事、果たして更新できるでしょうか。

毎週更新は先週でストップしてしまったので、頑張って更新しようと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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