より効果的な「励まし方」とは。
生まれつきの「励まし上手」ことJUNです。
自分で言うのも何ですが、ぐいぐいやらない割には成果を上げることができます。これは、自慢ですが毎年実施される一斉テスト。「やる気」の項目を確実に上げることができることを密かな自信としている次第です。
本日は、そんな話題。
そんな「励ましのスペシャリスト」であっても、「励まし方によって子どもの学習効率が変わる。」ということは、見逃しておりました。
まだまだ、自分の「褒めスキル」を向上させようとまとめてみましたので、ぜひとも、お子さんを励ますときに参考にしていただけたらと思います!
▶より効果的な「励まし方」とは。
早速、おもしろい実験から紹介します。
心理学者のセス・カプランさんは、被験者たちに「めちゃくちゃ退屈なシュミレーション作業」に挑戦してもらいました。
#ネガティブな感情が成功を呼ぶ
ざっくり紹介すると、
「イスに座って、レーダースクリーンを注意深く見つめ、スクリーンの小さな丸がぶつかりそうになったら警告する。」
というものです。しかし、
「丸同志がぶつかるくらい接近することは、実験にかかる全体の時間において93%ない。」
簡単に言うと、「ほぼほぼぶつからない。」という状態を常に監視していないといけなかったのです。
ノロノロと動く丸を15分間見つめている間、2パターンのリーダーが声かけをしました。
「チアリーダータイプ」リーダーは、「いいですね!その調子です!」と繰り返し褒めて励ます方法を取りました。
それに対して「共感者」リーダーは、この仕事がいかに「退屈」であるかを認め、被験者に「同情」し、「それでも困難を乗り越えてやり抜こう。」と語りかけたのです。
一見すれば、「チアリーダー」と「共感者」でそれほど違いが出そうとは思えないのですが、結果がおもしろいのです。
なんと、
「『共感者』リーダーに声をかけられた被験者は、他のグループに比べて良い結果を出しただけでなく、『仕事が楽しかった!』と答えた人も多かった。」
というから驚きです!
この実験が示唆することは、
「どんな課題に対しても、『楽しいね!』『頑張ろうね!』というような『ポジティブな励まし』が有効とは限らない。」
ということでしょう。
大切なのは、
「目の前の子どもが、どのような気持ちで課題と向き合っているかを察し、その気持ちに寄り添った声かけをしていくこと。」
なのです!!
確かに! 言われてみれば、
「明らかに『めんどうな作業』に折れかけた心を何とか保って向かっているときに、『やればできる!』と声高に励まされても、余計に気が滅入ってしまう。」
と考えるのは、僕だけでしょうか。
大人でも、「気は進まないけど、やった方がいいこと。」ってありますものね。
そんなときは、「やりたくないけど、何とかやっている。」という気持ちを認め、最後まで導くことができるような声かけが適しているのです!!
▶まとめ。
本記事では、何事も「何でもかんでもポジティブに励ませばいいってもんじゃない。」という内容をまとめました。
もちろん、「強引にやらせる」よりは、「励ます」方がマシです。
しかし、「励まし一辺倒」というのも、より高みを目指すあなたにとっては、物足りないでしょう。
ぜひ、「励まし方法」をより細分化して、「やる気がでない活動に対して有効な励まし。」というのを意識してみてください。
きっと、子どもさんの学習効率を上げることができるはずです!!
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